有機ELテレビでも倍速機能が必要?残像感がある?応答速度は速いのか?

夜景 有機ELと液晶

液晶テレビは、2001年にシャープのアクオスが登場してから世界に普及しました。当初から液晶分子の動くスピードに関係する「残像感」が指摘され、それを改善するために開発が進められ、かなり残像感が少なくなりました。その残像感を小さくするための技術が「倍速機能」です。4K液晶テレビを選ぶならば、断然倍速機能搭載の機種がおすすめです。

ところで有機ELテレビは、その方式から液晶テレビよりも応答速度が速いですが、それでも倍速機能が必要なのでしょうか?また有機ELテレビを観ていても残像感を覚えることがあります。どういうことなのでしょうか?以下に解説します。

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有機ELテレビでも倍速機能が必要?

液晶テレビで残像感が生じやすい原因の1つは、新しい画像を表示するために液晶分子に電圧を印加し、液晶分子を動かすことに時間がかかるためです。

有機ELテレビの場合、自発光型ディスプレイですので、画素に電流を流して発光します。電流のON/OFFで瞬時に発光/消灯できますので、液晶分子の駆動に要するような時間的な遅れはありません。これが「有機ELは応答速度が速い」と言われる理由です。

したがって、「有機ELテレビには倍速機能が不要なのではないか?」と思われる方もいらっしゃるようですが、結論から言えば倍速機能があった方が残像感は小さくなります。4K放送などにおいても基本的にはフレームレートは60コマ/秒(60p、60Hz)です。動きの速い動画を表示した時に、60コマ/秒のフレームレートでは注意深く観れば残像感が生じます。倍速駆動で120コマ/秒(120p、120Hz)にすることにより、残像感が大きく改善します。

有機ELテレビで残像感が生じる原因は?

高速応答できる有機ELテレビにおいても残像感が生じる原因の1つは、前述のフレームレートです。テレビの映像は、基本的にはパラパラ漫画のように、静止画を次々に切り替えていって動画のように観せています。1秒間に使用する静止画が多いほど、動画の動きが滑らかになります。

最近販売されている4Kビデオカメラで、4Kで録画したものを30コマ/秒(30p、30Hz)で表示するものがあります。これを家電量販店などで観てみるとすぐにわかりますが、動きがカクカクして見えます。4Kの画素数で高精細の映像を好むか、ハイビジョン(HD)画質で残像の少ない映像を好むのかは、何を撮影するのかによって選択するとよいでしょう。

ちなみにどこまでコマ数が増えれば残像感が無くなるのかという点については、240コマ/秒(240p、240Hz)程度が1つの目安です。120コマ/秒でもかなり残像感は少なくなります。

これは画面サイズと視聴距離にもよります。例えば4Kテレビならば3,840×2,160=8,294,400画素ですが、画面サイズが異なれば画素の間隔(一般的には画素密度)が異なります。50インチ以下の4Kテレビならばかなり緻密な画像が楽しめますが、65インチ以上になると画素の粗さが目立ってきます。

サッカーの試合でのシュートされたボールを見た時に、画面内を高速でボールが移動します。それは同じ4Kテレビならば、1秒移動する画素数が同じになります。しかし、画面サイズ大きいほど移動する距離が大きく、画像も大きくなるので残像が視認されやすくなるようです。

最近はテレビ番組を観ていても、視聴者が撮影した動画が映されることがよくあります。またインターネット経由でいろいろな動画を楽しむことができます。この時にそもそものコンテンツの映像信号のフレームレートが低かったり、画質が低かったりすると残像感が生じることがありますが、これはテレビの性能によるものではなく、コンテンツによるものです。コンテンツの映像信号が低画質であればどのようなテレビで表示しても限界があります。

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有機ELテレビで残像感が少ない画像を楽しむには?

現在販売されている4K有機ELテレビで最高画質の映像を楽しむには、4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)の映像を映してみるのがよいでしょう。家電量販店の4Kテレビ売り場でもデモ用に4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)の映像を映していることが多いので、店員に尋ねてみると確認できるでしょう。

おそらく現時点で一般の4Kテレビで観られる最高画質の映像です。映像はテレビだけではなく、コンテンツの映像信号にも関係するためです。もちろん4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)のためのプレーヤーとそれに対応したHDMIケーブルが必要です。

これを体験してみることで、現時点での4Kテレビで視聴できる最高の画質を知ることができます。残像感も最小のはずです。これを知ることで、より画質が低い映像を見た時に何に原因があるのか想像できることがあります。

例えば地デジ放送を4Kテレビで見る機会が多いでしょう。フルハイビジョン画質の映像をアップコンバートし、4K画質で視聴することができます。さらに倍速機能も活躍します。メーカー・機種ごとにアップコンバート機能と倍速機能の差がありますが、どんなに優れた機種でも、前述の4Kブルーレイ(Ultra HD Blu-ray)の映像と同等になることはありません。

つまり、コンテンツの低い画質を4Kテレビの技術で向上させたとしても、そもそもが高画質で記録された映像信号から表示した場合と同じにはならないということです。

それでも地デジ放送を見る機会が多い方ならば、アップコンバート機能と倍速機能の価値は高く、これらの機能が優れている機種を選ぶことをおすすめします。

まとめ

有機ELテレビの倍速機能と残像感について解説しました。高画質な製造を楽しみましょう!

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