2023年の日本のテレビ市場では、レグザ(TVS REGZA)が1位(24.9%)、ハイセンス(Hisense)が3位(12.7%)になりました。
2024年は、レグザ(TVS REGZA)が1位(25.4%)、ハイセンス(Hisense)が3位(15.7%)となり、さらにシェアを伸ばしています。
もともとレグザ(REGZA)ブランドのテレビを開発していた東芝映像ソリューション株式会社を、中国のハイセンスグループが買収し、2018年に傘下に収めたため、ハイセンスグループで合計41.1%のシェアを獲得したことになります。
ハイセンスとレグザは同じハイセンスグループで開発するようになっていますので、「違いは?同じなの?」といった疑問もありますね。
ハイセンスとレグザのテレビは、かなり似ている部分も多くなっていますが、実際に製品を比べてみると違いもあります。好みに合わせて選ぶと良いでしょう。
さらに詳しく紹介します。
*2024年モデルのREGZAのフラッグシップモデルは、有機ELテレビのX9900N!
文句なく、最高峰のテレビです!
2025年モデルのX9900Rが発表されたので、2024年モデルのX9900Nは底値に近いですね!お買い得です!
ミニLED搭載の液晶テレビの2024年モデルのフラッグシップはこちらのZ970N!
2025年モデルがZ970Rが発表されたので、2024年モデルのZ970Nは底値に近いですね!お買い得です!
*買ってはいけないテレビメーカーについてこちらの記事で紹介しています。

ハイセンスとレグザのテレビの違いは?比較する!
ハイセンス(Hisense)のテレビ
ハイセンスは、2024年の世界テレビ市場で出荷台数シェア14.06%を記録し、韓国のサムスンに次ぐ2位でした。日本のテレビメーカーよりも圧倒的に多くのテレビを販売している大企業です。
ハイセンスジャパンは、2010年に設立され、2011年から日本でテレビを販売しています。日本のテレビ市場では、SONYやPanasonicなどの日本メーカーが圧倒的に強かったため、当初は販売台数を伸ばすことに苦労していたような印象があります。
これは、世界1位のサムスンでさえ、日本のテレビ市場への参入を断念したことがありますので、必ずしもハイセンスだけが苦労したわけではありません。
しかし、2018年に東芝映像ソリューションを買収して以降、レグザ(REGZA)技術が導入され、ハイセンスのテレビは目に見えて画質が向上しました。
もともと安さを武器に世界シェアを伸ばしてきていますので、画質が向上すれば当然のことながら評価が上がり、日本国内のシェアも増加に転じました。
消費者から支持され、シェアが伸びているという事実は、何よりも説得力があります。それだけコスパに優れる魅力的なテレビと考えてよいでしょう。
東芝レグザ(REGZA)のテレビ
レグザ(REGZA)は、東芝が開発したテレビのブランドです。特に地デジのハイビジョンの映像を4Kの解像度まで高める「超解像」の技術に定評があり、特に映像にこだわりのあるファンが多いです。
現時点でも4Kテレビで地デジなどの「4K未満の解像度のコンテンツ」を視聴する機会が多く、4Kアップコンバートは重要です。数あるテレビの中でも、レグザのアップコンバートはトップレベルと言って良いでしょう。
またアップコンバート以外にも、倍速駆動などの様々な画像処理技術が駆使されており、これらにおいても間違いなく業界トップレベルです。
そんな画質&技術力に定評があるレグザが、中国のハイセンスグループに買収されたことに心を痛めたファンも少なくないでしょう。これは東芝本体の経営不振によるところが多く、すでに起こってしまったことなのでどうすることもできません。
それでもハイセンスグループの中でレグザ(REGZA)ブランドとして継承され、日本人のレグザ部隊も継続して開発を続けているようなので、「レグザ消滅」の危機を回避できただけ良かったと考えるべきなのかもしれません。
ちなみに東芝映像ソリューション株式会社は、2021年にTVS REGZA株式会社に商号変更され、テレビ本体に付いていたTOSHIBAのロゴは無くなり、REGZAのロゴのみとなっています。
したがって、それ以降の製品については、「東芝レグザ」と呼ぶのは厳密には正しくなく、「レグザ(REGZA)」と呼ばなければならないようです。
レグザがハイセンスグループに入ったことのメリットは、研究開発費が潤沢になったこと、部材調達などでスケールメリットが発揮され、コストダウンしやすくなったことです。
これまでの発表を見ても、巨額の研究開発費が必要となる最新の映像エンジンの開発を、レグザとハイセンスで共同で進めていることが明らかになっています。テレビ事業が苦境になり、研究開発費を減らすメーカーも少なくないことを考えれば、レグザにとって大きな後ろ盾を得たことは大きいと言えます。
テレビは成熟した商品と言われますが、まだまだ研究開発が継続され、性能も向上しています。したがって、十分な研究開発投資を継続することが、ライバルメーカーに負けないために必要です。
ハイセンスとレグザのテレビの違い
ハイセンスとレグザの両方とも、上位機種から下位機種までのラインアップがあります。当然のことながら上位機種の方が高画質&高性能で、高価です。
したがって、ハイセンスとレグザを比較する時に、異なるグレードの機種をピックアップして比較してもあまり意味がありません。
しかし、完全に性能&機能が同等という機種をピックアップすることも案外難しく(*完全に同等な機種はない?)、比較的近い機種をピックアップして比較することになります。
一般的な傾向として、高価な上位機種は、ブランド力が強くないとあまり売れません。日本のテレビ市場においては、ハイセンスよりもレグザの方がブランド力が高く、製品のラインアップを見てもある程度以上の価格帯の上位機種は断然レグザの方が強いです。
ハイセンスもそのことを理解しているようで、海外で販売している機種を必ずしも日本では販売していないことが多いです。つまり、ハイセンスのラインアップは、中級以下の機種が強く、コスパが高いです。
ハイセンスは、強みである中級以下の機種でシェアを拡大し、徐々にブランド力を高め、上位機種に少しずつ食い込んでいくという戦略なのでしょう。それだけブランド価値を高めるには時間がかかるということです。
*ハイセンスのテレビの寿命が短いのかについてこちらの記事で紹介しています。

上位機種と下位機種の違い
テレビはメーカーによる独自技術がありますので、メーカー間の違いがあります。しかし、レグザとハイセンスについては、ハイセンスにレグザの技術が活用されたこともあり、技術の系統は似ています。
そこで、ここではハイセンスとレグザの違いというよりは、それぞれのラインアップの中の上位機種と下位機種の違いという観点で簡単に解説します。
上位機種には下位機種には無い機能が搭載されていますので、その詳細はスペック表を比較すれば確認できます。
家電量販店などの売り場で画面を見て、すぐにわかるような違いが案外使っていて重要でしょう。そのような点では、下位機種の液晶テレビでは直下型LEDの部分駆動(ローカルディミング)ができない機種があり、これらが可能な上位機種とは映像のコントラストに差があります。特に暗い部分の表示性能に差が出ています。
有機ELテレビは、下位機種と呼べるような価格帯の機種が無いため、ここではすべて上位機種と考えています。
ある程度以上上位の機種間で比較した場合、映像内の部分的な明るさ(ピーク輝度)の高さに差があります。これは同じ映像を表示しているテレビ間で比較するとわかりやすいのですが、明るいところの輝度が高いと、格段に映像の臨場感が高まります。
これを見て認識してしまうと、もうピーク輝度が低い機種では我慢できなくなりそうです。
レグザとハイセンスの2025年モデル
レグザとハイセンスの2025年モデルが発表されました!詳しくは以下の動画をご覧ください。
【レグザ】
【ハイセンス】
レグザ(REGZA)のテレビのおすすめ
ハイセンスとレグザを比較した上で、レグザのおすすめ機種について紹介します!
レグザ55V型有機ELテレビ55X9900R
レグザの有機ELテレビの2025年モデルのフラッグシップがX9900Rです!
「新開発 高輝度広色域 RGB4スタック有機ELパネル」を搭載していて、ハード的にも2024年モデルから大きく進歩しています。
これは有機EL発光層を4層(R、G、B×2)とすることで、前モデル(X9900N)よりも1.3倍の高輝度、1.1倍の広色域を実現しています。
さらに新開発アドバンスド低反射ARコートの採用により外光の映り込みを約3割低減し、明るい輝きと引き締まった黒で、色あざやかな高画質を実現しています!
「レグザ史上最高の高画質」です!
また「レグザAIボイスナビゲーター」が搭載されている点にも注目です!
これは生成AIで、リモコンを使って、音声でレグザと会話するようにして色々なことを調べたり、操作したりできるスグレモノです。これは便利ですよ!
レグザ65V型MiniLEDテレビ65Z970R
レグザの2025年モデルの中でMiniLEDテレビのフラッグシップモデルがZ970Rです!(*110V型のZ990Rもフラッグシップモデルです)
新開発Mini LEDバックライトにより、従来比約1.2倍のピーク輝度と従来比約1.4倍のきめ細かいエリアコントロールで高コントラストを実現しました。
さらに低反射ARコート、ワイドアングルシート、広視野角パネルを採用し、斜めからも見やすいリアルな高画質です。
MiniLEDテレビとして正攻法の性能向上を成し遂げたと言え、完成度を高めました。
また「レグザAIボイスナビゲーター」が搭載されている点にも注目です!
これは生成AIで、リモコンを使って、音声でレグザと会話するようにして色々なことを調べたり、操作したりできるスグレモノです。これは便利ですよ!
レグザ55V型MiniLEDテレビ55Z875R
レグザのMiniLEDテレビの2025年モデルのフラッグシップであるZ970Rが65インチ以上の大型ですので、55インチのMiniLEDテレビならばZ875Rがハイエンドモデルです。
新開発 Mini LEDバックライトモジュールにより従来の約 1.2倍もの高輝度化を実現。またエリア分割を約1.5倍とし、黒の再現力を強化しました。
さらに低反射コートとワイドアングルシートを採用し、斜めからも見やすく、高コントラストで色鮮やかな高画質を実現しました。(*従来モデルZ870Nシリーズと新モデルZ875Rシリーズとの比較)
MiniLEDテレビとしての着実に画質を向上させ、完成度が高まっていますね!
また「レグザAIボイスナビゲーター」が搭載されている点にも注目です!
これは生成AIで、リモコンを使って、音声でレグザと会話するようにして色々なことを調べたり、操作したりできるスグレモノです。これは便利ですよ!
レグザ55V型有機ELテレビ55X9900N
2024年モデルの中のフラッグシップがこの有機ELテレビのX9900Nです!
新開発 レグザ専用 マイクロレンズアレイ有機ELパネルモジュールを搭載しています!有機ELパネルそのものが、格段に性能アップしています!
フラッグシップモデルですので、レグザらしい様々な機能も「ほぼ全部入り」です!
詳しく知りたければ、こちらの動画がわかりやすいです!
レグザ65V型ミニLEDテレビ65Z970N
2024年ラインアップの中の液晶テレビのフラッグシップがZ970Nです!
多数のミニLEDとローカルディミングの分割数により、有機ELテレビと比較しても見分けることが困難なレベルの高コントラストです!
フラッグシップですので、レグザらしい機能は「ほぼ全部入り」です!
詳しく知りたければ、こちらの動画をご覧ください!
レグザ55V型有機ELテレビ48X8900N
最新の2024年モデルの有機ELテレビです!48インチ、55インチ、65インチのサイズ展開です。
2024年の最新のレグザエンジンZRを搭載し、大画面で視聴しても高精細でなめらかに自然な高画質で楽しめます。
明るいリビングの外光や照明の明かりによる映り込みを抑える「低反射有機ELパネル」を採用。映像視聴やゲームプレイへの没入感を高め、テロップなどの文字も見やすくなります。
レグザV35Nハイビジョン液晶テレビ
レグザの大ヒット商品である高画質ハイビジョンテレビV34シリーズの後継機種V35Nが発売になりました!
V34は2020年モデルですので、久々のモデルチェンジです!
高画質と快適な操作性を兼ね備えた新世代エンジン「レグザエンジンHR(2024年の新映像エンジン)」を搭載し、地デジやネット動画もしっかり高画質化!
上側と左右横側のベゼルが狭くなり(狭額縁化し、)デザインもかっこよくなりました!
多彩な動画配信アプリを搭載しているのですぐにネット動画を楽しめます。さらにApple AirPlay 2とスクリーンミラーリング機能により、Apple製品やAndroidデバイスを画面に映すことができます!
ハイセンス(Hisense)のテレビのおすすめ
前述のように高画質&高機能な上位機種を選ぶのであればレグザがおすすめです。レグザの技術でハイセンスのテレビの画質が向上しているとはいえ、やはり高画質モデルの作り込み&ブランド力という点ではレグザに強みがあります。
一方、ラインアップの上位機種と下位機種を比較すると、通常は上位機種の性能を落とし、部品等をコストダウンして下位機種を設計します。
その結果、下位機種になるほど性能的な差別化が難しく、価格競争に陥りがちです。
つまり、中級・下位機種では、レグザとハイセンスの画質・機能差は小さくなり、コスパが高いハイセンスがおすすめになることが多いです。
ハイセンス65U9R!2025年のフラッグシップモデル!
ハイセンスの2025年モデルのフラッグシップがU9Rです!
新開発「Mini-LED X」バックライトを搭載。発光効率は昨年モデルと比べて20%向上しています!
AIエンジンがMiniLEDバックライトをきめ細かくエリア分割しコントロールすることで、有機ELに迫る精密なコントラスト表現を実現!
従来の低反射処理よりも画面の映り込みを50%低減するARコートの低反射素材を採用!
ハイコントラストで高画質な広視野角仕様のADSパネルを採用。斜めから見ても色が褪せることがなく高画質。さらに、広視野角シートPRO搭載によって、斜めから見る時の光漏れを90%以上抑え、どこから見てもくっきり見やすい映像を実現。
量子ドットを搭載し、リアルで鮮烈な色彩表現が実現しています!
ハイセンス55U8R!2025年の売れ筋モデル!
フラッグシップモデルのU9Rが65インチ以上なので、55インチならばU8Rがハイエンドモデルです!
Mini-LED PROバックライトと量子ドットを搭載してこの価格なのは驚異的ですね!売れるのも当然です。
前年モデルのU8Nと比べて、斜めから見たときのハローがかなり抑制されています。
最大輝度67%向上、エリアコントロールの分割数も旧型の4倍以上を実現!暗部の表現力も向上していて、ますます高画質に仕上がっています。
予算的に大丈夫なのであれば、前年モデルのU8Nよりも最新モデルのU8Rの方がおすすめです!
ハイセンス55U7R!2025年の激安モデル!
ついにU8Rの下のグレードであるU7RにもMini LEDバックライトが搭載されました!
さらに量子ドットと広視野角パネルも搭載されてこの激安価格!驚異的です!
レグザと比べた時のハイセンスの強みを最も感じるモデルですね!
安くてそれなりに高画質のテレビを求めている方にはおすすめです!
もしかして2025年発売のMini LEDバックライトと量子ドットを搭載した機種としては最安レベルかな?!(*価格は日々変動するので、必要があればご確認ください)
ハイセンス65U9N!液晶テレビのフラッグシップモデル!高画質のミニLEDテレビ
2024年モデルのハイセンスの液晶テレビのフラッグシップモデルです!(*100インチの100U7Nを除く)
「高画質&高機能な上位機種を選ぶのであればレグザがおすすめ」と上で説明したことは間違っていないと考えておりますが、それにしてもこのU9Nの性能がかなり優れているので少し戸惑っています。
以下の動画で詳しく紹介されています。
【Mini LED バックライト】
【量子ドットダイナミックカラー】
【ARコート低反射パネル】
【HI-VIEWエンジンII】
【イネーブルドスピーカー搭載スピーカーシステム】
【144Hz高リフレッシュレート】
このスペックでこの低価格は驚異的です!
ハイセンスU8N!コスパに優れるミニLEDテレビ!
U9Nの次のグレードがU8Nです!中級機種ということになりますが、U9Nは55インチがありませんので、55インチならば55U8Nがハイエンドモデルということになります。
U9NとU8Nの詳しい比較は、上の動画で見られます。詳しく比較すれば確かにU9Nが優れていますが、通常の使い方ならば違いを認識するのが難しいほど、U8Nも優れています!
とにかく安いのが嬉しいですね!
ハイセンス55U7N!お買い得な広色域量子ドットテレビ!
以下のような充実したスペックでこれほどの低価格!驚きです!
- 【144Hz高リフレッシュレート】倍速よりもなめらかな画面を実現。
- 【広色域量子ドット】バックライトの光を量子ドットで変換することで純度の高い色を実現。
- 【ゲームモードPro&ゲーミングメニュー】圧勝のゲームプレイを。
- 【豊富な動画配信サービス】人気の動画配信アプリが初めから内蔵。
- 【iPhone&Android対応スクリーンシェア】スマホの画面をテレビにシェア
テレビはシャープとレグザのどっちがいいかについてこちらの記事で紹介しています。


コメント