有機ELテレビは映り込みで目が疲れる?地デジの画質も低い?綺麗に見るには?

夜景有機ELと液晶

有機ELテレビがメーカー各社のハイエンドモデルとしてラインアップされるようになり、価格も年々下がって来ましたので、販売台数も伸びているようです。

家電量販店のテレビ売り場に行くと、多くのテレビが並んでいますが、その中でも有機ELテレビの画質は素晴らしいですね。それでもいくつか有機ELテレビについての不満なところが聞かれます。以下に解説します。

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有機ELテレビは映り込みで目が疲れる?防止するには?

「有機ELテレビは映り込みが激しく目が疲れる」という感想を聞くことがあります。本当でしょうか?

映り込みとは、照明などの外光がテレビの画面に鏡のように反射して、見えてしまう現象のことです。鏡のように反射したものがくっきり見えることもありますし、滲んで見えることもあります。

これは画面に外光が反射するわけですので、画面の反射防止処理によって映り込みをある程度抑えることができます。しかし、現在の技術でトップレベルの反射防止処理を施しても、反射率がゼロになることはなく、0.2%程度以上の反射率があります。低価格のテレビでは、コスト低減のために反射防止処理の性能を落としてもっと高い反射率になることが多いです。

この反射防止処理の差は、ハイエンドの液晶テレビと10万円以下の液晶テレビを比較してみるとよくわかります。有機ELテレビの場合は、ほとんどがハイエンドのテレビなので、反射防止処理の性能がそれほど低いとは考え難いです。

つまり、画面で反射する光量はハイエンドの液晶と同レベルなのに、黒を真っ黒に表示できる特性のために、比較的映り込みが目立ちやすいと考えられます。

映画のような暗い画面が多い映像ほど有機ELテレビのメリットが際立つのですが、そのようなシーンほど映り込みも目立つようになり、目が疲れる可能性があります。しかし、多くの地デジ放送番組などは、真っ暗を表示するような映像はより少ないと考えられ、映り込みは目立たなくなるでしょう。

有機ELテレビは映り込み対策

有機ELテレビの映り込みが気になる場合は、テレビと窓や照明等との位置関係を調節すると良いでしょう。

映り込みは、前述のように外光がテレビの画面に当たって反射することにより起こる現象です。そのため強い外光がテレビの画面に当たりやすい位置に置くと、映り込みが強くなります。

例えば窓から入り込む光が直接テレビの画面に当たるようなレイアウトでは、日中に映り込みが非常に強くなります。

また室内照明を点灯した時に、照明からの光がテレビ画面に当たらないようにすることは難しいのですが、「反射」という現象を考えると「光の入射角と反射角が同じ」という法則を理解すれば映り込みが少なくなるレイアウトを探すことができます。

あまりややこしいことを考えなくても、要するにテレビを鏡の面と考えれば、照明とテレビを視聴する人の目との関係で、反射した照明が目に入りにくいレイアウトにすることでかなり映り込みを防止できます。

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有機ELテレビは地デジの画質が低い?

有機ELテレビは液晶テレビに比べて地デジの画質が低いという感想を聞くことがあります。本当でしょうか?

結論から言うと、有機ELと液晶という方式の違いにより地デジの画質に大きな差が出るとは考え難いです。最近は4Kテレビが売れていますが、4Kテレビの場合はハイビジョン画質の映像を4Kのディスプレイに表示することになりますので、メーカーと機種による差が大きくなります。

まずもっとも差が出やすいのはアップコンバートという機能です。これが無い機種では、ハイビジョンの映像を単純に大きな画面に拡大して表示するだけですので、画素が荒くなります。有機ELは55インチ以上の大型テレビであることがほとんどで、このサイズでハイビジョンの精細度ではかなり画素が荒い映像になります。

アップコンバート機能があれば、ハイビジョンの解像度から4Kの解像度に画素数を増やして表示しますので、画素の粗さが目立ちにくくなります。現在販売されている大型の有機ELテレビは、ほとんどが4Kテレビですので、アップコンバート機能が搭載されています。

しかし、このアップコンバート機能を搭載しているテレビでも、メーカーによるアップコンバート機能の実力に案外差があります。画面のきめ細かさやノイズの発生状況に差があり、それが画質の差として感じられます。


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有機ELテレビは残像が目立つ?

方式から考えると、有機ELテレビは自発光型ディスプレイですので、液晶テレビよりも応答速度が速く、動画表示に優れているはずなのですが、あまりそのような優位性が感じられないことがあります。

それはコンテンツの映像信号が60コマ/秒(60p)であるためです。有機ELテレビの場合はほとんど搭載していますが、倍速駆動という機能があると、コマとコマの間に1コマ挿入し、120コマ/秒(120p)で表示します。

もともとの映像信号に無いコマを作り出して挿入するので、少々不思議な感じがしますが、高速の演算処理をしてそのような作業を行っています。それにより滑らかな動画表示が可能です。

この倍速駆動という機能も、メーカーと機種による差が大きく、前述のアップコンバートと合わせて画質に大きな差が生じます。これらに関しては、ソニーと東芝が高い評価を受けていますので、一度家電量販店のテレビ売り場で比較してみるとよいでしょう。その際は、地デジ放送を表示してもらって、複数の機種で比較しましょう。

地デジが綺麗に見られる有機ELテレビ

有機ELテレビで地上波デジタル放送(地デジ)を視聴する場合は、前述のようにアップコンバート機能と倍速駆動機能が重要で、その性能にはメーカーと機種による差が大きいです。

現在販売されている機種の中で、もっとも画質が優れている機種の内の1つがSONY(ソニー)の最新機種です。

これは長年改良を続けてきたアップコンバート技術と倍速駆動技術だけでなく、その他の複数の技術の集大成です。動画表示で素早く切り替わる映像に対してこれらの技術を駆使するためには、極めて高い処理能力を持つプロセッサー(映像エンジン)が必要となります。

このソニーの最新機種には、高性能のプロセッサーが搭載されています。よく「型落ち」の機種がお買い得という意見も聞きますが、「型落ち(1つ前の機種)」と最新機種でプロセッサーが異なっていて、パワーアップしたプロセッサーが搭載されているならば、断然最新機種をおすすめします。

それほどプロセッサーの改良による画質改善の効果が大きいためです。ソニーの最新機種は本当に魅力的です。

まとめ

有機ELテレビの映り込みと地デジの画質について解説しました。最先端の技術を実際に見て確認しましょう。

液晶テレビの倍速機能についてこちらの記事で紹介しています。

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