ソニーとパナソニックはどっちがいいテレビなのか?おすすめは?

ソニーとパナソニック有機ELと液晶

ソニーとパナソニックは、いずれも日本を代表するテレビメーカーです。

かつては多くの日本メーカーがテレビを開発・販売していましたが、世界のテレビ市場の競争激化により経営不振に陥り、多くが撤退あるいは海外メーカーに買収されました。

ソニーとパナソニックは、そんな業界で生き残っている貴重な日本メーカーです。「テレビを買うなら日本メーカーがいい!」という方にとっては、最後の砦とも言える貴重な存在です。

「ソニーとパナソニックのテレビのどっちがいいのか?」ということも、結構悩みますね。

どちらも良いテレビですので基本的には好きな方を選べばよいですが、もう少し詳しく理解した上で選びたいという方向けに以下に解説します!

2022年9月時点でおすすめの両社のテレビを1つずつ挙げるとすると、以下の2機種がおすすめです!

ソニーブラビアXRJ-55X90J


パナソニックビエラTH-55JZ2000


さらに詳しく解説します。

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ソニーとパナソニックはどっちがいいテレビなのか?

ソニーとパナソニックは、ブラウン管が主流であった時代からテレビの研究開発・製造・販売を進めてきた歴史あるテレビメーカーです。特にブラウン管が主流の時代には、世界のテレビ市場で存在感がある有力メーカーでした。

その後、ブラウン管のテレビから液晶・有機ELのテレビの時代に移行し、韓国メーカーや中国メーカーが躍進する中でテレビ事業が苦境になり、大規模なリストラを進め、現在に至っています。

これまで継続してテレビの研究開発を続けてきましたので、技術力は高く、両者とも高性能な上位機種が事業の中核になっています。

したがって、ソニーとパナソニックの上位機種は、現在販売されている他社を含めたすべてのテレビの中でも優れたテレビであることは間違いありません。

さらに長年日本のユーザー向けにテレビを開発してきていますので、日本人の好みを熟知した使いやすく便利なテレビを販売しています。

つまり、ソニーとパナソニックの上位機種ならば「良いテレビ」ですので、どちらを選んでも失敗ということはないでしょう。

それでも、当然のことならが両社に違いはありますので、テレビの方式と価格などについてさらに詳しく述べます。

QD-OLEDはソニー!パナソニックはない!

2022年モデルでもっとも注目されているテレビの1つは、ソニーブラビアのA95Kシリーズです。

これはSamsung Displayが開発したQD-OLEDという新しい方式のディスプレイパネルを搭載した有機ELテレビです。

サムスンも発売しましたが、日本市場ではソニーだけが発売している世界初の方式のテレビです。


従来の有機ELテレビよりも広色域・高輝度の高画質テレビとして、ソニーも有機ELテレビのラインアップの最高峰のシリーズとして設定しました。

つまり、従来方式の有機ELテレビよりも上のグレードとなるわけで、全メーカーの2022年モデルのすべてのテレビの中でも最高レベルの画質と考えられます。

これはQD-OLEDという世界初の方式のディスプレイパネルのポテンシャルによる部分があります。QD-OLEDパネルを開発したSamsung Displayは、ソニーと並行してパナソニックにもこのパネルをサンプル出荷しましたが、2022年モデルではパナソニックは製品化しませんでした。

したがって、QD-OLED方式の有機ELテレビが欲しければソニーブラビアを選ぶしかありません。

Mini LEDはソニー!パナソニックはない!

2022年モデルのテレビでもう1つ注目されている新技術は、Mini LED(ミニLED)です。

世界のテレビ市場では、サムスンとLG、TCLが積極的にMini LEDバックライトを搭載した液晶テレビを開発し、製品化してきました。

日本市場でもTCLが2019年からMini LEDバックライト搭載液晶テレビを販売していますが、シャープが2021年12月にMini LEDバックライト搭載テレビアクオスXLEDを発売し、2022年モデルからソニー、レグザも追随しました。

ソニーが発売するMini LEDバックライト搭載液晶テレビは、X95Kシリーズです。

Mini LEDバックライトは液晶テレビの画質を大幅に向上させることができる技術で、ソニーブラビアの液晶テレビのラインアップの最高峰に新たなシリーズとして設定されました。


このように主要なテレビメーカーがMini LEDバックライトを搭載した液晶テレビを発売していますので、研究開発力的にパナソニックが製品化できないはずはないのですが、パナソニックは2022年モデルでは発売していません。

したがって、ソニーとパナソニックのいずれかからMini LEDバックライト搭載液晶テレビを選ぼうとすると、ソニーのX95Kシリーズしかありません。

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ソニーとパナソニックのテレビの2022年の動向

2022年は、時代の転換点を感じさせるような大きな出来事があり、世界情勢も激動の状況にあります。本記事で1つ1つの因果関係を詳しく説明することはできませんが、テレビメーカーにも様々な影響を及ぼしています。

以下、ソニーとパナソニックそれぞれについて見てみましょう。

ソニーは値上げ!

ソニーは、前述のQD-OLED搭載有機ELテレビやMini LEDバックライト搭載液晶テレビを開発し、新しいシリーズとして有機ELテレビと液晶テレビのフラッグシップモデルとして発売しました。

これらはそれぞれ有機ELテレビと液晶テレビとしては最高画質レベルの製品に仕上がっていることは間違いありませんが、注目すべきは大きく値上がりしたことです。

最新の技術が投入されていますので、単純にこれまで販売していたものを値上げしたわけではありません。それ相応の価値が追加されていることは間違いありませんが、それにしてもラインアップのハイエンドモデルを大きく値上げしています。

こんなところにテレビメーカーの厳しい状況が感じられます。テレビメーカーの業界は過当競争で、価格競争に陥りやすいです。そのため、最近は収益悪化に苦しんでおり、テレビの平均販売価格を少しでも高くすることが極めて重要な課題と考えられます。

従来と同じものを単純に値上げすることは難しいために、新たな価値を追加して値上げを試みるという戦略になっているようです。

それでも業界の過当競争&価格競争という構造が簡単に変わるわけでもなく、ソニーのA95Kシリーズの価格も発売開始時の価格からかなり下がっています。もちろん、ある程度の値下がりを見込んだ上での価格設定と考えられますが、2022年はテレビ販売が全般的には低調なため、苦しい展開が予想されます。

パナソニックは価格コントロール!

業界でのパナソニックの置かれている状況はソニーと同様ですが、テレビ事業の状況はソニーよりも厳しいです。前述のQD-OLED搭載有機ELテレビやMini LEDバックライト搭載液晶テレビが発売されなかった理由は公表されていませんが、研究開発の縮小が行われているような印象を受けます。

すでに報道されているように、パナソニックビエラの低価格帯の機種は中国のTCLに委託する方向で進められているようです。つまり、低価格帯の機種の開発からは撤退ということになります。

また一部では液晶テレビの開発からも撤退し、有機ELテレビのみに注力するとも言われていますので、どこまで撤退し、何を継続するのか気になるところです。

もう1つの気になる動きは、テレビの販売価格をコントロールする仕組みに変え始めたことです。

2022年モデルの有機ELテレビLZ2000などは、家電量販店などである程度の価格で販売されており、パナソニック側の了承なしに値下げできないような契約となっているようです。

すべての販売店で同じようなルールが適用されているのか不明ですが、パナソニックが価格コントロールしている販売店では値下がりせずに販売されています。


これは衝撃です!

テレビは家電量販店で販売される数量が多く、販売店でもライバルとの競争のために値引きする努力をしていました。そのため、発売開始後に価格が下がっていくことが普通です。

その価格動向とまったく異なり、パナソニックの2022年モデルの有機ELテレビは価格をパナソニック側がコントロールしているわけです。その価格は、パナソニックのサイトで直接販売している価格に近いです。つまり、完全に定価販売というわけでもなく、わずかな価格を調整する幅はあるようです。

そしてこの販売価格が、ライバルメーカーの値下がり後の価格と比べるとかなり高いです。この戦略転換が、パナソニックのテレビ事業にどのような結果をもたらすのかまだわかりません。


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ソニーとパナソニックのテレビのおすすめ!

ソニーブラビアのおすすめ

ソニーブラビアのハイエンドモデルが欲しい場合は、前述のA95KシリーズとX95Kシリーズが候補となります。これらは間違いなく高画質・高機能なテレビで、これらを買える予算があるのであればおすすめします。

しかし、一般的な感覚としては「高い(=高額)」ですね。前述のような背景で、フラッグシップモデルとして設定されているので当たり前です。

もし、リーズナブルな価格で高画質・高機能なテレビが欲しいならば、「型落ち」の2021年モデルをおすすめします!

もっともお買い得なのは、2021年モデルの液晶テレビのX90Jシリーズです。ソニーがもっともアピールしている認知特性プロセッサー「XR」搭載モデルですので、画質も素晴らしいです。


有機ELテレビが欲しいならば、液晶テレビよりは高くなりますが、A90Jシリーズがおすすめです!2021年モデルの有機ELテレビのハイエンドモデルですので、画質は素晴らしいです!


パナソニックビエラのおすすめ

パナソニックビエラの2022年モデルである有機ELテレビLZ2000シリーズは、間違いなく素晴らしいテレビですので、予算的に余裕があるならばおすすめします。

しかし、前述のような事情で高いです。お買い得なテレビが欲しいならば、有機ELテレビLZ2000シリーズの前のモデルのJZ2000シリーズがおすすめです。

JZ2000シリーズは、「推し家電大賞2021」を受賞するほど専門家から高く評価された機種ですので、画質・機能的には満足できるはずです!


2021年モデルは在庫限りですので、欲しい場合は急いだ方が良さそうです!

ミニLEDテレビについてこちらの記事で紹介しています。

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