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テレビをパソコンモニターとして使うデメリット!PCモニターとテレビの違いについて解説!

テレビをモニター有機ELと液晶

最近の10年で、液晶テレビの画質は向上し、価格は下がりました。PC(パソコン)用のモニターにも液晶ディスプレイが使われていますので、これらについても高画質化・低価格化が進んでいます。ユーザーとしては嬉しい状況です。

これだけ高画質のテレビとPCモニターが身近なものになってくると、PCの画面をテレビに映したり、PCモニターでテレビを観たりできないかということをお考えの方も少なくありません。

テレビをPCモニターとして利用するメリットは、兼用する場合はスペースの節約になるということ、もともとのPCモニターと併用するならばマルチディスプレイとして使えることです。

デメリットは、テレビの本来の視聴距離よりは近い距離で使用することが考えられますので、大型のテレビでは大きすぎ、小型のものでは解像度が低いということです。

PCモニターと液晶テレビの違いについてさらに詳しく解説します。

テレビをPCモニターに使うなら、大きすぎない32インチで、できるだけ高解像度のフルハイビジョンの機種がおすすめです。この条件を満たすものはかなり機種が限定されます。もっとも新しくておすすめなのが、LGの32型 フルハイビジョン液晶テレビ32LX7000PJBです。

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PCモニター(パソコンモニター)とテレビの違いは?

PCモニターとテレビは何が違うのでしょうか?

ディスプレイには、主に液晶と有機ELがありますが、まずここでは液晶タイプのものに話を限ります。有機ELタイプについては、最後に解説します。

液晶タイプのPCモニターと液晶テレビを比較すると、ディスプレイとしての基本的な部分はかなり近いものになっています。主な違いは、チューナーの有無、インターフェイスの種類、スピーカーの品質、高画質化機能です。

チューナーの有無

もっとも大きな違いは、地デジなどのテレビ放送を視聴するためのチューナーの有無です。

テレビには当然のことながら地デジチューナーが搭載されています。少し前までは4Kチューナーが内蔵されているものとそうではないものが販売されていましたが、現在はほとんどの機種が4Kチューナー内蔵です。

PCモニターは、基本的には地デジチューナーと4Kチューナーは搭載されていません。したがって、これらの放送波をPCモニターに入力しても、そのままでは視聴することができません。

インターフェイス(接続端子)の種類

テレビとPCモニターでは、基本的には用途がことなるため、標準で装備されている入力端子の種類が異なります。

液晶テレビの場合は、基本的にはHDMI端子が装備されており、映像・音声信号の入出力はHDMIケーブルでできます。最近は外付けHDDを接続するためのUSB(Type-A)端子がある機種が多いです。

PCモニターでは、HDMIの他にD-Subがありますので、少々古いパソコンでも接続できるでしょう。またDisplayPortを搭載しているものも多いので、HDMIが無くても高画質の映像を入力し、映すことができます。

スピーカーの品質

機種による差がありますが、テレビは基本的には内蔵スピーカーを使用してスピーカー視聴しますので、スピーカーの品質は高いです。

特にハイエンドの機種はサラウンドなどの音響効果を存分に味わえるように高性能のスピーカーが搭載されている機種が多いです。

PCモニターのスピーカーは品質があまりよくないことが多いです。基本的にはパソコンにスピーカーが内蔵されていて、それを利用することが想定している機種が多いためでしょう。

高画質化機能

4Kテレビでは、アップコンバート機能、倍速駆動機能、HDRなど、映像を高画質にする機能が搭載されている機種が多く、地デジや映画などを楽しむのに最適です。また画面サイズも大きいです。

PCモニターでは、近距離で文字が読みやすいような仕様になっていて、従来に比べれば大型化していますが、基本的には20〜32インチが多く、テレビに比べれば小型です。また倍速駆動、アップコンバート機能などは搭載されていない機種が普通です。

ただし、一部のゲーミングモニターについて例外的にハイスペックな機能が搭載されています。

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テレビをパソコンモニターとして使うデメリットは?

テレビをPCモニターとして代用するデメリット・メリット

【メリット】

パソコンモニターとしてテレビを代用する場合のメリットは、いずれか一方のみを用意しようとするならば、PCモニターを用意せずにテレビを用意するだけで済むということ。つまり、スペースと予算が節約できることが挙げられます。

自宅の自分の部屋などでは、あまりスペースに余裕が無いことも多く、代用する(テレビとモニターを兼用する)ということも案外意味があります。

【デメリット】

実際に使ってみるとわかるデメリットは、インチサイズにもよりますが、一般的にはテレビとPCモニターを使用する時の視聴距離が異なるということ。

PCモニターとして使用する時は、WordやExcelで表示される文字が無理なく読めるような距離で使用しますので、基本的には手が届く程度の距離です。

テレビとして使用する時は、画面全体を無理なく眺められるような距離で視聴します。したがって、インチサイズによって適切な視聴距離が異なります。

大型のテレビは、モニターとして近距離で使用するには大きすぎ、小型のテレビは、近距離で使用するには解像度が低すぎる傾向があります。

【マルチディスプレイがベスト】

最近は、PCモニターもテレビも安くなりましたので、複数のディスプレイを同時に使用するユーザーも増えています。これもやってみるとわかるのですが、1つのディスプレイだけを使う場合と比べると、2つ以上のディスプレイを使用すると格段に使いやすく、効率が上がります。

単純にテレビを見ながら別のPCモニターで作業をするということもアリですね。

このようにマルチディスプレイとして使う方法がベストということを述べた上で、テレビをPCモニターとして使うことについて、さらに解説します。

Word・Excel・メール・Webサーフィンなどの場合

パソコンで、Word、Excel、メール、Webサーフィンをするなどの一般的な使い方をする場合、テレビをパソコンのモニターの代用として使うのは可能です。

パソコンを使っていると複数のウインドウを開いて、画面が一杯になり、ウインドウの後ろに他のウインドウが隠れてしまって使いにくくなることがよくあります。そんな時に大画面で大きく映せると、後ろに隠れていたウインドウを並べて表示することができます。

このような使い方をする場合、液晶ディスプレイの解像度と視聴距離が重要になります。例えばAppleのMacBook Proの13インチモデルでは、Retinaディスプレイという高画素密度のIPS液晶ディスプレイが搭載されています。13インチのディスプレイに対し2,560×1,600ピクセルの解像度ですので、小さな文字もきれいに表示できます。

最近は27インチ程度で4K(3840×2160)の解像度のモニターもあります。これも視聴距離にもよるのですが、普通に表示すると文字が小さ過ぎて読みにくいということもあります。そのため表示倍率を100%ではなく、より大きな倍率で表示するようでしたら高解像度が活かしきれていないと言えるでしょう。

32インチ以下でしたらハイビジョンの解像度(1,920×1,080)でも十分でしょう。40インチ以上になるようでしたら4Kの解像度(3,840×2,160)が活きてきます。これらにHDMIケーブルで接続してウインドウを複数並べて表示すると、使いやすいでしょう。

またほとんどのパソコンでマルチディスプレイ(1台のパソコンから複数のモニターに映像を出力する機能)機能があり、複数のディスプレイに異なる映像を映すことができます。つまり、パソコンからの映像出力を液晶テレビに映す場合、そのパソコン用のモニターにプラスして液晶テレビを使うことができます。

パソコンのモニターが狭く感じている方には、おすすめの使い方です。もちろん、パソコン用のモニターを複数並べる使い方もおすすめです。

ゲームの場合

パソコンの映像をテレビに映してゲームを楽しむことももちろん可能です。ほとんどのゲームは問題無いのですが、応答速度が要求されるゲームの場合、ゲーミングモニターを使うことをオススメします。

リフレッシュレートや応答速度が圧倒的にゲーミングモニターの方が優れているからです。これはゲームのレベルが高くなるほど無視できない差になります。

PS5の出力を4Kテレビに映す場合は、HDMI 2.1対応でゲームモードがあるテレビがおすすめです。4K・120Hzの出力ができるPS5のスペックをフルに活かせないためです。

しかし、4Kテレビはほとんどが42インチ以上の大型ですので、普段パソコン用に使うには大きすぎる可能性があります。フルハイビジョン以下の解像度のテレビでは、PS5からの4K映像を4K画質で映すことができません。

テレビをパソコンモニターとして使うならおすすめはこれ!

前述のようなテレビをパソコンモニターとして使う場合のデメリットを理解した上で、メリットを活かしたい、あるいはマルチディスプレイの1つとして使いたいということであれば、機種選びが重要になります。

ほとんどの場合は、通常のテレビの視聴距離よりは近距離使うことが多いと考えられますので、あまり大きすぎない方が良いでしょう。

しかし、あまり小型のテレビはスペックが非常に低い機種が多いため、ある程度高スペックで大きすぎないとなると32インチが候補になります。

32インチのテレビも、パソコンのモニターとして使用するならば、画面全体が視野に入るような使い方ではなく、画面の一部だけ見ながら使うことがほとんどになりますので、できるだけ高解像度のものを選びたいです。

現在販売中のテレビでは、32インチでフルハイビジョン(フルHD)のものがもっとも高解像度ですので、おすすめです!

最近は、そのようなニーズがあるためか、いくつかのメーカーから32インチフルハイビジョンの機種が登場し始めています。もっとも新しくておすすめなのが、LGの32型 フルハイビジョン液晶テレビ32LX7000PJBです。

prime video、Disney+、DAZN、fulu、YouTube、Apple TV、Paraviなどの動画配信アプリはほとんどインストールされています。

AI機能を搭載する独自エンジン第5世代の「α5 AIプロセッサー」により、高画質な映像が楽しめますし、HDR Pro・HLG対応です。


Apple AirPlayやMiracastにも対応してますので、スマホ画面を映すこともできます。

Bluetooth 5.0にも対応していますので、コードレスヘッドホンを使う時にも便利です!

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PCモニターをテレビとして代用できる?

通常のPCモニターには地デジチューナーと4Kチューナーがいずれも搭載されていませんので、そのままPCモニターでテレビ放送を視聴することはできません。外付けの地デジチューナーを接続することで地デジ放送を視聴することができる場合があります。

しかし、チューナーとケーブルの費用と互換性などのリスクなどを考えると、液晶テレビもかなり安くなっているので、あえてPCモニターでテレビ放送を視聴するメリットが感じられません。

またテレビには映像を高画質にする機能が搭載されていますが、PCモニターにはそのような機能が搭載されていないことが多く、映像を写せたとしてもテレビよりも画質が劣ることが多いです。

PCモニターにはスピーカーが内蔵されていないモデルも多いので、そのようなモデルでは別途スピーカーを用意しなければなりません。

リモコンによるテレビの操作性などの点でも、特におすすめしたい使い方でもないように感じます。

例えば、以下のソニーの4K液晶テレビブラビアならば、高性能映像エンジン(プロセッサー)を搭載し、4Kへのアップコンバート、倍速駆動などさまざまな画像処理をしていますので、本当に綺麗な映像が楽しめます。またテレビ番組表を表示して、専用リモコンでサクサク操作できます。


このようなテレビを使う際のメリットが、PCモニターでは通常はありません。

PCモニターは4Kがいい?解像度とサイズについて

4Kテレビが普及し始めていますが、PCモニターはまだ4Kが主流ではありません。PCモニターも4Kを選んだ方が良いのでしょうか?

4Kやフルハイビジョン(フルHD)とは解像度のことで、画面の画素数を表す規格です。

理解しておきたいのは、同じ解像度でも画面のサイズが異なれば、映像のきめ細かさが異なるということ。解像度が4Kならば、3840×2160=8,294,400画素あります。

これが例えば27インチの画面にある場合と55インチの画面にある場合では、画素密度(=単位面積当たりの画素数)が違い、画素密度が高いほどきめ細やかに見えます。しかし、ある程度以上の画素密度になると人間の目には差がわからなくなります。


実際の製品を見ると、PCモニターでは27インチで4Kのものがありますが、テレビではほとんどの製品が43インチ以上です。

40インチになるとフルハイビジョン(フルHD、1920×1080)、32インチになるとさらに低解像度のハイビジョン(HD、1366×768)になる製品がほとんどです。


これはどれぐらいの距離から画面を見るのかということを前提としているのかが異なるためです。

4Kテレビも、画面に近づいて、30cmぐらいの距離からよく見ると画素の粗さが感じられるものが多いですが、これも普通の視聴距離(例えば2m)離れて見れば画素の粗さがわからなくなることがほとんどです。

このような前提とする視聴距離の違いから、PCモニターとテレビでは解像度とサイズの関係(画素密度)が異なっていることは理解しておきましょう。

有機ELテレビ・モニターについて

テレビをパソコンモニターに使う、またはパソコンモニターをテレビに使う場合のメリット・デメリットについては前述の通りです。ここでは有機ELテレビと有機ELモニターについて解説します。

有機ELテレビ(OLEDテレビ)をPCモニターに代用する

現在、有機ELテレビはテレビメーカー各社のハイエンド製品で、基本的には4Kまたは8Kの高解像度、その他の高画質化機能もほぼフルスペックですので、大画面でパソコン画面を映してもキレイに映せます。したがって、画質・性能面で液晶テレビに劣るということはありません。

最大の問題は、画面の焼き付きのリスクです。主要メーカーの有機ELテレビの取扱説明書を見ると、画面が焼き付く可能性があることが記載されており、特に同じ画像を長時間表示し続けるとリスクが高くなるとされています。

パソコンモニターとして使用した場合、画面の上下部分に常に固定して表示されるメニューバーやアイコンなどがあることが多く、基本的には静止画を表示している時間が長いため、あまり望ましい使い方ではない可能性があります。

ただし、有機ELテレビが日本で発売されて以来、これまでの間に改良が繰り返され、各製品にそれぞれの焼き付き防止機能が搭載されていますので、数年前のモデルよりは格段に焼き付きのリスクは下がっています。通常のテレビとしての使用であればすぐに焼き付きが発生する可能性は低いですが、PCモニターとして代用した時にどのようになるのかはあまり情報が無いようです。

有機ELパソコンモニターをテレビに代用する

有機ELパソコンモニター(PCモニター)をテレビに代用することについての最大の問題点は、有機ELPCモニターとして販売されている製品の種類が少なく、極めて高価ということです。

例えばLGの有機EL4Kモニター32EP950-B(31.5インチ)もびっくりするほど高価で、これを買うならば余裕で有機ELテレビと液晶PCモニターを2台買えてしまいます。


そのような意味で、有機ELパソコンモニターをテレビに代用することができるとしても、あえて考える必要もあまりないような気がします。

まとめ

PCモニターと液晶テレビの違いについて解説しました。いずれにしても2つ以上のディスプレイを利用できる場合は、1台よりも使いやすくなることは間違いありません。

猫から液晶テレビを保護する対策についてこちらの記事で紹介します。

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