最新の液晶テレビに買い替えて、高画質な映像を楽しめると嬉しいですね!しかし、自宅に猫を飼っていると、もしかしたら液晶テレビに致命的なダメージを負うリスクがあるかもしれません。
猫による液晶テレビへのダメージの例と対策について紹介ます。最善の方法は、ダメージを負う前に、そのようなアクシデントを防ぐことです!
なお有機ELテレビを猫から守る方法についても基本的には同様です。
また猫によるテレビの被害は、火災保険でカバーするという方法もあります。
猫から液晶テレビを保護する対策は必要?
猫による液晶テレビのダメージを受けないように対策は必要でしょうか?それは猫の性格にもよりますし、テレビを設置する部屋のレイアウトと状況にもよります。つまり、特別な対策が必要ない場合もありますし、致命的なダメージを負ってしまう場合もあります。
まず猫による液晶テレビへの攻撃例としてどのようなものがあるのか見てみましょう。
猫が液晶テレビを倒す!破壊する!
よくあるパターンは、猫が液晶テレビの上に乗り、テレビごと倒してしまうパターンです。昔のブラウン管テレビは奥行きがあり、電源を入れておくと暖かくなったので、猫にとっては絶好のくつろげる場所でした。
しかし、ブラウン管から液晶テレビになり、薄型になったので上に乗りにくくなったと思うのですが、上部に平面な部分がある機種であれば乗ることがあります。有機ELテレビレベルに薄くなるとさすがに難しいですが、液晶テレビレベルではまだまだ上に乗る可能性があると考えておいた方が良さそうです。
子猫であればそれほど問題はないかもしれませんが、大きな猫になると7〜8kg程度以上の体重になることもあり、液晶テレビに乗るとテレビごと倒してしまうことがあります。
液晶テレビの画面をひっかく
液晶テレビの上に乗ろうとして、上手く乗れずに落ちる時に画面をひっかいてしまうことがあります。また画面に写った映像に興味を持ち、前足でひっかくこともあります。
有名なのは、天気予報で気象予報士が使う先が丸くなったら指示棒に興味を持ってひっかこうとすることです。
これらの猫の攻撃でテレビに致命的なダメージを受けると凹みますね・・・。対策を紹介します。
猫から液晶テレビを保護する対策は?
液晶テレビの転倒防止
猫によって液晶テレビが倒されることを防ぐためには、液晶テレビをしっかり固定する方法が確実です。
いくつかの種類の転倒防止の固定具がありますので、お持ちの液晶テレビで使用可能かどうかよく確認してから選ぶようにしましょう。
液晶テレビをテレビ台に固定する場合は、テレビ台そのものが安定していることが重要です。地震対策のことを考えても、安定したテレビ台を使うようにしましょう。
またほとんどのテレビは壁掛けができるようになっています。壁掛けができるような部屋であれば、壁に固定してしまうとよいでしょう。
液晶テレビの画面を保護
液晶テレビの画面そのものを保護するには、直接的な対策としては保護板を取り付ける方法が有効です。どうしても画面の前の保護板を透過させて画面を見ないといけませんので、残念ながら画質は少し悪くなります。しかし、引っかき傷をつけられるよりは良いでしょう。
猫が液晶テレビを破壊しないようにする方法は?
ここでは猫が液晶テレビを破壊しないようにする方法を考えてみたいと思います。
飼い猫にどのようなケアをするかは、飼い主の考え方に依る部分がありますが、家の中でいろいろなものを破壊しないように、爪を短くするという方法も一般に行われます。画面に引っかき傷をつけにくくするには、それなりに効果があるでしょう。
またテレビの上に乗りたがる猫に対しては、テレビの上部分に養生テープを粘着剤側が上になるように置いておくと効果がある場合があります。猫が養生テープが足にベタベタつくのを嫌がるからです。
ガムテープでも良いのですが、テレビに粘着剤がついてきれいに除去できなくなる可能性もあるので、養生テープのように剥がしやすいテープの方が無難でしょう。
液晶テレビに猫が興味を持って手を出しそうなものが映る時は、どうしても猫が画面に触りたくなってしまうことがあります。そんな時は猫が画面に手を出さないように捕まえておくと良いでしょう。
天気予報の気象予報士が使う指示棒のように、猫が興味を示すものはパターンがありますので、そのような時だけ捕まえておけば防げる確率は高いです。
くれぐれも隙きを見せないようにご注意ください。
猫が液晶テレビを破壊したら保証は有効?保険が有効?
液晶テレビや有機ELテレビは、通常は購入後1年間有効なメーカー保証が付いています。家電量販店などで購入すると、有償あるいは無償で延長保証が付けられる商品も多いです。
しかし、これらの保証では、通常は猫によるテレビの破壊に対しては保証対象外となります。テレビを「正常な使用方法で使用していたにもかかわらず、故障した場合」が保証対象となることが契約書に書かれているためです。
確かに「正常な使用方法」以外の使い方で故障したものまでメーカーや販売店の責任範囲としたら、常識的にもおかしいですね・・・。
「猫のよる破壊」を「正常な使用方法」とするかどうかは、多少主張する余地はあるかもしれませんが、少なくともテレビを転倒させたり、画面を猫の爪でひっかくなどが「正常な使用方法」というのは無理があるような気がします。
火災保険とペット保険
1つテレビの修理代を受け取れる可能性があるとしたら「保険」です。「保証」とは前述のように「正常な使用方法」か否かという議論になりますが、「保険」とは万が一の事故などに対してカバーするものだからです。
自宅内の猫による破壊などについては、火災保険が適用できる場合がありますので、保険会社に問い合わせてみると良いでしょう。
あまりないケースですが、猫を連れて他人の家に行った時に、その家の液晶テレビを破壊してしまったらどうなるでしょうか?このケースでは、自宅の火災保険は使えないでしょう。その代わり、ペット保険の賠償適任特約が適用される可能性があります(*もちろんそのようなペット保険に加入している場合です)。
まとめ
猫から液晶テレビを保護する方法について紹介しました。猫と楽しくお過ごしください。
テレビの液晶画面の手垢の掃除についてこちらの記事で紹介しています。
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