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ミニLEDテレビの比較!デメリットはあるの?おすすめは?ソニーブラビアがいい?Mini LEDとは?

ミニLEDテレビ有機ELと液晶

ミニLEDバックライトを搭載した液晶テレビ(ミニLEDテレビ)を、ソニー、シャープ、レグザなどの主要なテレビメーカーが発売しました。

これらはどれも同じようなテレビなのでしょうか?どれを選ぶべきか迷いませんか?

いずれも各メーカーの液晶テレビのラインアップのハイエンドモデルに設定されていますので、高性能なテレビであることは間違いありません。したがって、どれを選んでも画質・機能面で満足できるものになっているでしょう。

それでもこれらの違いを理解した上で選びたいという方のために、以下に紹介します。

早くもっともおすすめのテレビを知りたいという方には、65インチであればソニーブラビアX95Kをおすすめします!

Amazonの販売ページの左上には、X95Kとソニーブラビアの他の機種との性能比較表があります!これを見ても最高峰の性能であることがわかります!


予算的にもう少し余裕があれば、X95Kの後継機種の2023年モデルX95Lがおすすめです。

MiniLEDの個数がさらに増えて、大幅に性能向上しています。


詳しくは以下をご覧ください。

テレビは有機ELと液晶のどっちがいいのかについてこちらの記事で紹介しています。

テレビは液晶と有機のどっちがいい?有機ELテレビは壊れやすい?後悔する?デメリットとメリットを解説!
有機ELテレビと液晶テレビのどっちを選びますか? 最近は有機ELテレビの価格もかなり下がってきましたので、テレビを新しく買おうとする時に有機ELテレビと液晶テレビを比べて、どちらを買うか悩む方も少なくないようです。 有機ELテレビと液晶テレ...

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ミニLEDテレビの比較!従来の液晶テレビとの違い

ミニLEDテレビとは?Mini LED?

最近、ミニLEDバックライトを搭載した液晶テレビが主要メーカー各社から発売されたことを、冒頭で述べました。 本記事では、このようなテレビのことを「ミニLEDテレビ」と呼ぶこととします。

「ミニLEDバックライト」と言われてもわかりにくいかもしれませんので、順番に説明します。

液晶テレビは非発光型のディスプレイで、液晶パネルの背面側にバックライトと呼ばれる面状光源が配置されています。 つまり、液晶パネルそのものは自ら発光するのではなく、背面からの光に対し、画素ごとに透過率を変えて調光し、映像を作り出す役割を果たします。

これまでバックライトには、数ミリ程度の大きさのLEDが使用されていました。特に直下型と呼ばれる複数のLED素子を液晶パネルの直下に並べる方式が上位機種に採用されていました。

ミニLEDテレビでは、従来のLEDよりも文字通り小さなLEDを使用します。大きさは0.1〜1mmで、0.1mm未満のマイクロLEDよりは大きいです。

この小さなミニLEDを、英語ではMini LEDと表記しますので、日本国内で販売されるテレビでもこの「Mini LED」という表記を用いている場合もあります。

さらにほとんどのミニLEDテレビでは、ミニLEDの個数を数千個程度とし、従来のLEDを搭載したタイプよりも圧倒的に多くなっています。

ミニLEDテレビのメリットとデメリット

液晶テレビの弱点は、有機ELのような「真っ黒」が表示し難いことです。前述のようにバックライトからの光を画素ごとに液晶パネルで調光する方式であるため、映像の「真っ黒」を表示したい部分でも光を完全に遮ることができず、光が漏れ、「黒浮き」するためです。

テレビのコントラストは、[白表示の輝度]/[黒表示の輝度]ですので、分母が少しでも大きくなると著しく低下します。自発光型の有機ELディスプレイでは、分母がほぼゼロなので、非常にコントラストが高くなります。

このような液晶テレビの弱点を改善するために搭載された技術が、直下型バックライトによる部分駆動(ローカルディミング)です。直下型では液晶パネルの直下に多数のLEDが配置されていますので、映像の真っ黒を表示したい部分のLEDを消灯してしまえば、光が出ませんので真っ黒を表示することができます。

このように画面の映像に合わせて、配置した各LEDを調光する方式が部分駆動(ローカルディミング)です。これによりかなり液晶テレビのコントラストは改善されました。

それでも有機ELテレビのコントラストには敵いません。なぜなら有機ELテレビは、画素ごとに発光する強度を調節するのに対し、部分駆動では画面を数十程度に分割し、分割された区画内では多数の画素が存在するためです。

例えば、夜空の星のような映像でも、1つの区画内に星が1つでもあればLEDを完全に消灯することはできず、ある程度の明るさで発光させなければならないためです。


これを改善する方法は明らかです。LEDの個数を増やし、画面の分割数を増やすことです。そこでミニLEDが威力を発揮します。従来のLEDを用いたバックライトと比べて桁違いに個数を増やすことができますので、分割数が桁違いに増え、1つの区画の面積も小さくなります。

さすがに画素レベルまでは無理ですが、通常の視聴距離でテレビの1つ1つの画素は識別できませんので、ある程度区画の面積を小さくすることにより、十分な効果が得られます。

このように液晶テレビの最大の弱点である低コントラストを大きく改善されている点がミニLEDテレビメリットです。それ以外にも最大輝度の向上などのメリットもあります。

デメリットは、使用するLEDの個数が桁違いに増えますので、コストアップになるということです。また個数が増えるほど、高画質化するための制御にも技術力の差が出てきます。

ミニLEDテレビ!ローカルディミングの分割数が重要

ミニLEDテレビは、上記で説明しましたような仕組みで液晶テレビのコントラストを大幅に向上させることができます。

仕組みから考えれば、使用するミニLEDの数が多いほど高性能になることが理解できますが、厳密に言うとミニLEDの個数ではなく、ローカルディミング分割数が重要です。

テレビの画面を何分割して個別に明るさを調節できるのかということになります。もちろん、分割数は使用するミニLEDの個数より多くなることはないのですが、実際に販売されているミニLEDテレビを調べると、分割された1つの区画に4個程度以上のミニLED素子を使用していることが多いです。

1つの区画内のミニLEDは同じ明るさに調光されますので、ミニLEDの使用個数に比べると、ローカルディミングの効果は数分の1になります。

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ミニLEDテレビのおすすめ!

ソニーブラビアX95K

2022年12月時点でもっとも高画質と考えられるミニLEDテレビは、ソニーブラビアのX95Kシリーズです(*必要な情報がすべて公式に公開されているわけではないので推測)。

発売から時間が経過し、型落ちになっているのでかなり値下がりしています!後継機種が2023年と2024年にも発売されているため、ほぼ底値と考えられ、これ以上大幅には値下がりしないでしょう。


なぜソニーブラビアのX95Kシリーズがもっとも高画質と考えられるのか?その理由は「XR バックライト マスタードライブ」を搭載しているためです。

もともと直下型で多数のLEDを並べて緻密なローカルディミングを搭載したテレビを開発したのは、ソニーが初めてです。それ以前は、コストダウンのために、如何に少ない個数のLEDで画面を均一に照らすのかということに取り組むメーカーがほとんどでした。

ソニーは世界に先駆けて開発した多数のLEDでローカルディミングするバックライトを「バックライトマスタードライブ(Backlight Master Drive)」と名付けました。

多数のLEDをすべて独立に制御し、LEDの個数で画面を分割しています。この点が大きなポイントです。

後述するシャープやレグザのミニLEDバックライトでは、分割した1つの区画内に複数のミニLEDがあり、LEDの使用個数よりもかなり分割数が少なくなっています。前述の説明から、分割数が少なくなるほど、画質向上の効果が低くなります。

さらにソニーは、競合他社よりもこのような多数のLEDで分割駆動するバックライトの開発経験がありますので、完成度が高いと考えられます。

発売日時点で最高峰のミニLEDテレビでしょう。

ソニーブラビアX95L

前述のソニーブラビX95Kの後継機種で、2023年モデルのブラビアのミニLEDテレビのフラッグシップモデルがX95Lです。

ミニLEDテレビの技術は、ソニーが他社をリードしていましたが、ライバルメーカーもミニLEDテレビを発売し、猛烈にキャッチアップしてきました。

そのため前モデルのX95KのミニLEDバックライトの性能を大幅に向上させたX95Lを投入しました。

その分、X95KよりもX95Lの方が価格が高くなっていますが、型落ちとなり、値下がりしています。


予算的に大丈夫であればX95Lを、予算的に厳しいという方にはX95Kをおすすめします。

レグザZ970N

2024年のレグザのミニLEDテレビのフラッグシップモデルがZ970Nです!

ミニLEDの個数&分割数が大幅に増加し、ミニLEDバックライトとしての格段に性能が向上しています。

2022年に各社がミニLEDテレビを発売した頃は、それまでの技術の蓄積からソニーブラビアが他社をリードしていた印象ですが、その後、猛烈なスピードでレグザは性能向上してきました。ある意味レグザのミニLEDテレビの完成形に近いのがZ970Nと言ってよいでしょう。


すでにかなり値下がりしています。このスペックでこの価格は驚きです!

レグザZ870N

2024年のレグザの2番目のグレードのミニLEDテレビがZ870シリーズです。

上のグレードのZ970Nは65インチ以上なので、55インチのミニLEDテレビならばZ870がハイエンドモデルです。


2024年モデルですが、すでに20万円を切る実勢価格になってきているので、かなりおすすめです。

もちろん2023年モデルのZ870Mならばさらに安いです。


これほどのスペックのミニLEDテレビが、レグザならばここまで安いので、日本でシェアトップになるのも納得です!

BRAVIA 9(XR90シリーズ)

BRAVIA 9(XR90シリーズ)は、ソニーが発売した2024年モデルのラインアップのフラッグシップモデルです!

ソニーは、ラインアップの中に有機ELテレビ、QD-OLEDテレビがあるにもかかわらず、ミニLEDテレビであるBRAVIA 9(XR90シリーズ)をフラッグシップとしたのは、その画質がもっとも優れていると考えたためです。

映像制作のプロが業務で使うマスターモニター(マスモニ)の画質を目指したとのことですので、もちろんその画質は素晴らしいです!


それほど素晴らしいこの機種なのですが、最大の泣き所はあまりに高い価格であることです・・・。

詳しくは以下の動画で紹介しています。

ソニーのフラッグシップモデルは、これまでも高額な価格で発売していますので止むを得ないところもあります。それでも発売から時間が経過すると少しずつ実勢価格は下がってきますので、値下がりに期待したいです。

BRAVIA 7(XR70シリーズ)

2024年のソニーブラビアのミニLEDテレビのランアップの中で、BRAVIA 9(XR90シリーズ)の次のグレードがBRAVIA 7(XR70シリーズ)です。

2023年のX95Lの後継機種です。X95Lは65インチ以上のサイズ展開であったのに対し、BRAVIA 7(XR70シリーズ)には55インチがあるのが注目ポイントです。

スペック的にはX95Lに近いのですが、残念ながら広視野角化のためのエックスワイドアングルと、低反射にするためのエックスアンチリフレクションが省略されています。

BRAVIA 9(XR90シリーズ)が非常に高額なために、BRAVIA 7(XR70シリーズ)をある程度価格を抑えた機種にしようということでしょう。


65インチ以上でしたら、型落ちになって安くなっている前述のX95Lの方が狙い目でしょう。

シャープアクオスXLED

シャープアクオスのフラッグシップモデルとして発売されたミニLEDテレビが、XLEDシリーズです。

液晶テレビと有機ELテレビを販売するシャープが、あえてアクオスのラインアップの最高峰に位置付けている機種ですので、画質は素晴らしいです。


ミニLEDバックライトを搭載していない従来の液晶テレビのハイエンドモデルの画質も高かったので、当然のことながらミニLEDバックライトを搭載したXLEDの画質は高く、コントラストがさらに向上しています。

LEDの個数は従来の約72倍、ピーク輝度は3倍になっています。

量子ドットも搭載されており、従来よりも鮮やかな色表示が可能となっています。

ソニーブラビアX95Kシリーズと比べた魅力は、55インチがあることと、価格が安いことです。

55インチを選ぶならば、シャープのXLEDと次項のレグザと比較して、好きな方を選べます。

アクオスとレグザでは、いわゆる「絵作り」が違っています。例えば、家電量販店で同じ地デジ番組などを複数のテレビで写している時に、微妙に色合いなどが異なることがわかるでしょう。

これについては、優劣というよりは好みの問題と考えて良いです。

ハイセンスU8K

ハイセンス(Hisense)のテレビの画質は、レグザ(REGZA)の技術が活用されて急速に向上しました。現在は、ハイセンスとレグザが重要な部品・技術は共同開発することも多いです。

そのため、ハイセンスのテレビには、どことなくレグザに似た部分もあります。もっとも大きなメリットは、レグザよりもハイセンスの方が価格が安いケースが多いこと。

このミニLEDテレビの価格を見るとハイセンスの魅力がよくわかりますね!

2023年のもっとも注目すべきミニLEDテレビの1つです!

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