テレビの画質の比較!有機ELと液晶の高画質化する機能を紹介!

夜景NY 有機ELと液晶

4K有機ELテレビや4K液晶テレビが各社から販売されています。年々画質が向上し、高機能化しているので、どれを選べばよいのか迷いますね。実はすべてのテレビの画質が向上しているわけではなく、高画質の高機能モデルと、ある程度画質は割り切った低価格モデルに2極化しているようです。

最終的に自分が納得すればどれを選んでも良いのですが、よくわからないまま購入して後で後悔することになると残念です。テレビは複数のメーカーから複数の機種が販売されており、それぞれに違いがあります。

テレビの映像を高画質化する機能がいくつかありますので、それらを把握し、その機能を比較するようにすればメーカー・機種ごとの違いがわかりやすくなるでしょう。以下に紹介します。

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テレビの画質の比較をするなら高画質化機能をチェック!

テレビの画質は何によって決まるのでしょうか?一般的には以下のような特性によって決まります。

1.精細度(解像度)

2.応答速度(フレームレート)

3.階調性(ビット深度)

4.輝度(ダイナミックレンジ)

5.色域

テレビは映像信号を表示する装置ですので、そもそもの映像信号が高画質で記録されていることが前提です。最近のテレビの技術は高度ですので、オリジナルの映像信号よりも高画質に変換してしまうような技術もありますが、それは後述します。

なぜ上記の特性によって画質が決まるのかというと、基本的には人間の眼で見た現実の光景が基準となり、それに近づくほどリアルで高画質な映像となると考えればよいでしょう。つまり、画質という意味では肉眼で見た光景よりも高画質になることはなく、テレビに表示される映像は常にそれよりも劣るものであるため、よりリアルな画質になるように開発が進められていると言えます。

例えば、肉眼で見た光景は「3D(3次元)の立体映像」なのですが、テレビの3D表示はまだ発展途上で、最近はあまり話題にならなくなってしまいました。ここでも3Dについては割愛します。

以下、上記の画質に関する機能について紹介します。

テレビの精細度:4Kと8K

比較的小型のテレビではまだハイビジョンのテレビが販売されていますが、現在はほとんどが4Kテレビになりました。8Kテレビも販売されています。このハイビジョン、4K、8Kというものがテレビの精細度(解像度)に関するものです。

テレビは縦横決められた個数の画素から構成されており、これらを映像信号に合わせてON/OFFあるいは適当な明るさに調節することで映像を表示しています。この画素数を表すものが解像度の規格で、それらは以下のようになっています。

2K(ハイビジョン):1,920×1,080=2,073,600画素
4K:3,840×2,160=8,294,400画素(2Kの4倍)
8K:7,680×4,320=33,177,600画素(2Kの16倍)

家電量販店のテレビ売り場に行って、65インチ以上の4Kテレビを近くで観てみるとわかりますが、4Kと言えども画素の粗さが感じられます。つまり、精細度が高いほど緻密な映像になり、リアルになることがわかります。

これから購入するのであれば、ハイビジョンではなく4Kテレビをおすすめしたいのは、ハイビジョンの4倍もの画素数があるからです。しかし、32インチ以下の小さなテレビの場合は、画素密度(面積当たりの画素数)が高いのであらさが目立たず、ハイビジョンでも大丈夫です。

8Kがもっとも解像度が高く、優れているのですが、現状ではかなり高価です。


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テレビの精細度:アップコンバード(アップスケーリング)

日本では2018年12月から4K/8K放送がスタートしましたが、これを視聴している世帯は1割にも満たないようです。大多数の人は地デジ放送を観ているわけで、それはハイビジョン画質です。これを4Kテレビで視聴しようとすると、1,920×1,080=2,073,600画素の映像信号から3,840×2,160=8,294,400画素の画面に表示しなければならず、4Kの精細度のディスプレイの性能をフルに発揮できません。

そこで地デジ放送を4Kの解像度にする機能が役立ちます。それがアップコンバート(アップスケーリング)機能です。地デジで視聴する時間が長いほど、アップコンバート機能の有無が重要になります。

安い機種ではアップコンバート機能が搭載されていないものがほとんどですので、できるだけアップコンバート機能を搭載している上位機種をおすすめします。またメーカーによる技術力の差もかなりありますので、家電量販店のテレビ売り場で同じ地デジ画面を表示してもらい、見比べることをおすすめします。

アップコンバートについては、ソニーのブラビアと東芝のREGZAの評価が高いです。

テレビの応答速度(フレームレート)

テレビの放送波の映像信号は、60コマ/秒(60p)のフレームレートです。このフレームレートでは、動きの速い映像では残像感が残ります。そのため上位機種のテレビでは「倍速駆動」の機能を搭載しています。

これは1コマと1コマの間にもう1コマを挿入する技術です。もともと存在しないコマの映像をその前後のコマの映像から瞬時に作り出して挿入するという、ほとんどCGとも言える画像処理を行っているわけですので、冷静に考えるとすごい技術です。

これと前述のアップコンバートを組み合わせた映像は本当に美しく、4Kと8Kのテレビには必須の機能と言えるでしょう。

テレビの階調性(ビット深度)

地デジの映像信号をテレビに表示するときに、真っ暗ともっとも明るい白をデジタル信号で何段階に分けるのかということを階調性と呼びます。またモノトーン以外の色でも、RGB(赤・緑・青)の色の階調との組み合わせで決まります。

8ビットは「2の8乗=256」ですので、256階調となります。RGBそれぞれを256階調で、これらの混色で色を作り出す場合、256×256×256=約1677万階調で色を表現することができます。

これは例えば夕日の映像のように、地平線から空の上の方に向かってグラデーションで色が変化している映像を表示した時にきれいに表示できるか、それとも帯状になってしまうかなどの差が出ます。

ソニーのブラビアなどのように、地デジやブルーレイディスクなどの8bit映像を14bit相当の階調表現にして出力する機能を備えたテレビも販売されています。

テレビの輝度(ダイナミックレンジ)

テレビでは、もっとも明るい白を表示した時の明るさ(最大の白輝度)に上限があります。例えば、晴天時の太陽が明るく照らしている時間帯に、車の金属部分が太陽光を反射して眩しく見えることがあります。もちろん直接太陽を見たら目を痛めるほど眩しいです(*直視しないでください)。

ところがテレビで表示される太陽は、実物とは異なり直視することができます。それはどんなに明るい映像でも、テレビの最大の輝度よりは明るく表示できないからです。これは太陽の例でわかるように、現実の光景よりはかなり上限が低くなっていますので、ある程度以上明るいものは本来の明るさに表示できないという問題があります。

したがって、明るさの上限を高くするほど、表現できる領域が広がり、リアルな映像表示ができることがわかります。このようにもっとも暗い表示の明るさ(黒輝度)から最大の白輝度までの範囲をダイナミックレンジと呼びます。これが広いほどリアルな表示が可能となります。

ダイナミックレンジの規格としてHDR10、HLGなどのHDR信号に対応した機種は基本的にはダイナミックレンジが高い機種が多いです。

テレビの色域

テレビで表示できる色の範囲を色域と呼びます。人間が肉眼で見ることができる色は、リアルな世界では非常に多いです。テレビでは、現実の世界で目にするすべての色を実は正しく表示できません。現実の世界よりも色域が狭いためです。

そのためテレビの色域を広げるために、研究開発が進められてきました。その結果、10年前のテレビよりも最新のテレビの方が鮮やかな色を表示できるようになっています。

色域を使用表などに明記していないことが多いですが、ソニーのブラビアの「トリルミナスディスプレイ」技術のように、広色域化技術をアピールしているものは、少なくとも従来の機種よりは格段に鮮やかな色彩の表示が可能です。

まとめ

テレビの画質を向上させるための機能について紹介しました。これらの機能を知っているだけでも、テレビを選ぶ時に役に立つでしょう。

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