多くのメーカーから、いろいろなタイプのテレビが販売されています。これらの中からどれか1台を選んで買おうとすると迷いますね。
それほど安くはない商品ですので、できれば購入後に後悔してしまうようなテレビは選びたくないです。
「買ってはいけないテレビメーカー」、「買ってはいけない4Kテレビ・有機ELテレビ」について解説します!
理解しておきたいのは、テレビの機種ごとに比較した時の特徴と、故障時のアフターサービスなどのメーカーごとの特徴があるということ。
これらがごちゃごちゃになって「買ってはいけない」的な議論になっていることが多いですが、できるだけ簡単にメーカー別の特徴と、いくつかの機種の特徴について紹介します!
おすすめのテレビを早く知りたいという方には、まず以下の液晶テレビと有機ELテレビをおすすめします!
55Z870Mは、MiniLED搭載の2023年モデルのレグザの液晶テレビです!高画質なのに型落ちで激安になっています。
こちらは2023年のレグザの有機ELテレビのフラッグシップモデルです。型落ちなので激安です!
さらに詳しく解説します!
買ってはいけないテレビメーカー!
テレビは、機種ごとにそれぞれ特徴がありますが、ここではメーカー別の特徴から、「買ってはいけないテレビメーカー」についてポイントを見てみましょう。
故障が多いメーカー
買ったばかりのテレビがすぐに故障してしまうと非常に残念ですね。かなり腹が立つこともあるでしょう。
できれば、故障が多いメーカーは避けたいですね。
しかし、メーカー別のテレビの故障率は、信頼できるものが公表されていないようで、見当たりません。
メーカーでは、発売前の研究開発段階で耐久性試験を行い、ある程度の耐久性が確認されたものを発売していると考えられます。
ところが、耐久性試験と言っても、実際に数年〜10年間使ってみてから発売しているわけではないので、あくまでもある条件下での耐久性を確認することしかできません。
つまり、実際に発売し、ユーザーによって数年〜10年間使ってもらい、故障した製品の修理依頼などを受けないと、本当の故障率はメーカーでも確認できないわけです。
耐久性試験の内容は、メーカーごとのノウハウですし、どのぐらいの耐久性を合格とするのかもメーカーによって違いがあります。また耐久性試験にはそれなりのコストがかかるはずです。
これらを考慮すると、長年日本でテレビを販売してきた実績があり、技術力にも定評があるメーカーを選ぶ方がよいでしょう。
また事実として、大量生産する工業製品であれば、テレビに限らず、完全に不良品をゼロにすることはできません。
インターネット上で、運悪く不良品を買ってしまった人の体験が広がることがありますが、わずかな不具合があったからと言ってその製品がすべてダメということではありませんので、冷静に受け止めたいです。
故障してしまった場合は、以下のアフターサービスや保証が重要となります。
アフターサービスが悪いメーカー
現在のテレビは、ディスプレイパネルは、主要なパネルメーカーが広く販売し、多くのテレビメーカーはそれを購入しています。
その他の電子部品なども、テレビメーカーは外部から調達したものを使用することが普通です。
いわゆる水平分業化が進んで、異なるテレビメーカーでも同じ部品を使っていることが珍しくありません。
数多くある部品のどれか1つでも壊れてしまうと、テレビとしては故障した状態になってしまうため、購入後数年間の使用で故障してしまうことはそれなりの確率であります。
故障してしまった時に重要なのは、まずメーカーのアフターサービスです。
実際にどのような対応をしてくれるのかは、保証条件にもよりますので一概には言えないのですが、それ以前の条件として十分なアフターサービス体制が構築されているのかという点が重要となります。
これは、あるメーカーが、これまで製品を販売していなかった国に進出する時の状況を想像してみればわかりやすいです。
つまり、ある国の市場に初めて参入するためには、まず販売体制を構築しなければなりませんし、ある程度以上の数量の製品を販売するのであれば、そのアフターサービス体制も構築しなければなりません。
最初は何も無い状態からスタートし、地道に体制を整備し、ノウハウを蓄積していくわけですので、日本国内でテレビを販売し始めて歴史が浅いメーカーよりは、長い歴史があるメーカーの方が安心です。
保証条件が悪いメーカー
メーカーとして故障に対応してくれる場合でも、アフターサービスの内容そのものは、購入時の保証条件によります。
ほとんどのメーカーが、1年間の保証を付けていて、初期不良については無償修理または同等品と交換などの対応をしています。
したがって、保証期間が1年間よりもかなり短いメーカーは避けた方がよいですし、保証の条件として初期不良でも有償になるようなメーカーも避けたいです。
テレビのような高価な製品でも、メーカー保証は1年間しかないことが多いため、正直なところ短すぎます。したがって、購入時に延長保証を付けることをおすすめします。
Amazonでは、直販のテレビには通常販売ページに延長保証の案内があります。
家電量販店では、無料で保証が付いていることが多いのですが、注意が必要です。例えば「6年間無料保証」と書かれていても、3年間と4年目以降では大きく保証内容が異なり、有償修理になってしまうことが多いためです。
よく誤解があるのですが、「6年間無料保証」というのは、6年分の保証が無料で付くという意味で、故障時の修理代が無料になるという意味ではないことがほとんどです(*それぞれの保証の詳細は、各ショップまたはメーカーにご確認ください)。
使いにくいメーカー
テレビは世界中で販売されている商品ですが、国ごとに言語も違えば、放送される番組も文化も違うため、その国のユーザーの好みに合わせてカスタマイズする必要があります。
日本市場で長年テレビを販売してきたメーカーは、日本メーカーの好みを熟知しているため強いです。ただし、メーカーごとに個性がありますので、もし現在使用しているメーカーのテレビが気に入っていれば、同じメーカーのテレビを選ぶという方法もありでしょう。
日本市場に参入して歴史が浅い海外メーカーの場合、海外で販売している製品を十分に日本人好みにカスタマイズできていないケースもあるようです。年々改良は進んでいますが、要チェックです。
買ってはいけないメーカーはどこ?
以上のことを考慮すると、買ってはいけないメーカーは、以下のように考えてよいでしょう。
【リスクを取りたくない人】
ソニー、パナソニック、レグザ、シャープがおすすめ!
日本にはこれらの大手テレビメーカーが長年テレビを販売してきましたので、これらから選ぶのが無難です。あえてリスクを取って他のメーカーを選ぶ必要はないでしょう。
レグザ(旧東芝映像ソリューション)については、現在は中国ハイセンスの傘下に入り、シャープは、台湾の鴻海精密工業の傘下に入っていますが、それぞれ長年日本でテレビ事業を展開してきた組織ごと継承されていますので、その製品は安心できます。
【少しリスクを取ってもよい人】
ソニー、パナソニック、レグザ、シャープに加えて、ハイセンスとLGを候補に入れてもよいでしょう。
ハイセンスは、レグザの技術を活用して急激にテレビの画質・性能が向上しました。また日本向けのカスタマイズという点でもかなり進んでおり、日本でのシェアも伸ばしています。
コスパもかなり優れた商品が多いため、コスパ重視ならば選びたくなりますね。
LGは、韓国のサムスンに次ぐ大手のテレビメーカーであり、技術力は世界有数です。特に有機ELテレビは、LGグループ内でほぼ独占的に有機ELパネルを製造していますので、コスパが高いです。
日本市場に参入してからそれなりに時間が経過してきましたので、日本のユーザー向けに作り込まれてきた印象があります。
*TCLのテレビは壊れやすいのかについてこちらの記事で紹介しています。
レグザとソニー!どっちがいい?
高画質&高機能なテレビが欲しいと考えたら、レグザとソニーのブラビアを候補と考えることが多いです。
ソニーは、これまでも現在も世界を代表する高画質テレビの代表で、QD-OLEDなどの新しい方式のディスプレイパネルも採用しています。
レグザは、東芝レグザ時代から「超解像」などの高画質化処理に定評があり、最新モデルはさらに複数の高画質化処理を駆使しています。特に地デジなどの4K未満のハイビジョン画質のコンテンツを4Kにアップコンバートして視聴する場合に、世界トップレベルの画質を楽しめます。
さらにタイムシフトマシンなどの機能にもファンが多いです。
ソニーとレグザのどっちがいいのかについてこちらの記事で紹介しています。
ソニーとパナソニック!どっちがいい?
シャープとレグザが海外企業の傘下に入ってしまったため、現在歴史ある日本のテレビメーカーは少なくなってしまいました。その代表がソニーとパナソニックです。
テレビ事業の収益が厳しいため、両社とも高価格帯のプレミアムテレビに注力しています。そのため両社の魅力的な製品は高額なことが多いです。
プレミアムテレビは、ディスプレイ方式から違いがある場合があり、比較的個性がある尖った製品になっています。
ソニーとパナソニックのテレビはどっちがいいのかについてこちらの記事で紹介しています。
レグザとハイセンス!どっちがいい?
レグザがハイセンスグループの傘下に入ってから、レグザの技術がハイセンスに活用されて著しく画質・性能が向上しました。
その結果、2023年の日本のテレビ市場ではシェアトップがレグザ、3位がハイセンスと大躍進しています。
それだけにハイセンスのテレビをよく見るとレグザに似ている点が多数あります。ハイセンスの方が圧倒的に安いので、レグザよりもハイセンスを選んだ方が得なのでしょうか?
ハイセンスとレグザのテレビの違いについてこちらの記事で紹介しています。
ソニーとシャープ!どっちがいい?
大型の液晶テレビは、世界で初めてシャープが商品化したため、日本のテレビ市場でもシャープが長年トップシェアを維持してきました。2023年はレグザがトップになり、シャープは2位に後退しています。
このようにシャープは日本で大きなシェアを占めていますが、実は世界シェアではソニーの方が上です。
またシャープは経営危機に陥り、台湾の鴻海精密工業グループの傘下に入ったのに対し、ソニーは一時期の苦境を乗り越えて現在は数少ない日本のテレビメーカーの1つとなっています。
ソニーとシャープのテレビのどっちがいいのかについてこちらの記事で解説しています。
買ってはいけない4Kテレビ・有機ELテレビ
次にメーカーごとではなく、テレビ全般についていくつか「買ってはいけない」ポイントを紹介します。
大きすぎる・小さすぎるテレビ
テレビは、購入後に部屋に設置して視聴することになりますので、大きすぎると部屋のレイアウトに無理が生じたり、視聴する時に圧迫感を感じたりして、快適に楽しむことが難しくなります。
また小さすぎると臨場感が低下しますので、せっかくの最新のテレビが残念なことになってしまいます。
*一人暮らしのテレビで後悔することについてこちらの記事で紹介しています。
画質が低いテレビ
画質については、いくつかのチェックポイントがありますので、詳細はここでは割愛しますが、高画質な上位機種の映像を観てしまえば、あまりに低画質な映像は耐え難くなります。
これはどれぐらい高画質なテレビを見たことにあるのかにもよりますが、買い替えるならば少なくとも現在使用しているテレビよりは高画質なテレビをおすすめします。
予算が許す範囲で、上位機種を選べば、最新の技術を活用した高画質映像を楽しめるでしょう。
安すぎるテレビ
テレビの価格は、通常は安いものではなく、それなりに高額な商品になります。
最近は、定価が示されず、発売時からオープン価格であることもありますが、メーカーのサイトなどで発売時の価格が明記されている場合は、実質的にはそれが定価と考えてもよいでしょう。
そして、ほとんどのテレビが、発売後、時間の経過とともに価格が下落します。
このような発売後に値段が下がって安くなるケースを除いて、発売時点から「安すぎるテレビ」は要注意です。
常識的なこととして高画質なテレビがそれなりに高い価格になるのは、それ相応の理由があります。例えば、高性能で高価な部品を使用していたりすることがほとんどです。
不自然に安い場合は、性能が低く、安い部品を用いていたり、何らかの部品などを省略していたりすることが考えられます。その結果、一見同じような画質・性能のテレビに見えても、よく見ると画質・性能が劣る場合がありえます。
発売直後のテレビ
テレビという商品は、発売後、時間の経過とともに実売価格が下がり、後継機種が発売されて型落ちとなる頃が底値付近になることが多いです。
最近は指定価格制度などを導入するメーカーもあり、値下がりしないように努力をしていますが、中国メーカーの強烈な安値攻勢もあり、メーカーにとって厳しい状況が続いています。
テレビを買う立場から見れば、発売時がもっとも値段が高く、その後、徐々に下がるわけですので、できれば発売から数ヶ月程度待ちたいですね。特に型落ちになるころには2〜3割も値下がりすることが珍しくありません。
高くても誰よりも早く新製品が欲しいという気持ちも理解できますので、最終的には個人の判断になります。
新方式のテレビ
テレビはかなり成熟している商品ですが、それでも新しい技術がまだまだ導入されています。特に新方式の技術が導入された直後の機種については、慎重を期すのであれば改良機種が出るまで様子を見た方がよいでしょう。
新方式は、従来はなかったものですので、画期的な技術であることもあります。それだけにコストが高く、高価なものがほとんどです。
さらに新方式だけに、まだ十分に開発しているメーカーも使いこなせていたいことも珍しくなく、数回程度改良された後継機種の方が性能が充実していることがあります。
有機ELテレビと液晶テレビのどっち?
販売されている台数から言えば、圧倒的に液晶テレビが有機ELテレビよりも多いです。そういう意味では、液晶テレビの方が普通です。
しかし、最近はほとんどのメーカーが有機ELテレビをハイエンドモデルに設定し、その価格が下がってきているので売れ始めています。
2024年8月3日時点では、液晶テレビには無い、有機EL特有の事情があります。
1.焼き付きのリスクがあります。保証期間中でも焼き付きは故障とはみなされないことがほとんどです。
2.有機ELテレビは、家電リサイクル法の対象外です。廃棄する場合は、該当地域のルールに則って廃棄する必要があります。
3.有機ELテレビは、画面が薄いため、引越し業者によっては搬送を断られたり、追加料金が必要な場合があります。
*テレビは有機ELと液晶のどっちがいいのかについてこちらの記事で紹介しています。
おすすめの4Kテレビ・有機ELテレビ
2024年10月17日時点でおすすめのテレビを紹介します!
レグザ48インチ有機ELテレビ48X8900L
レグザの有機ELテレビは、販売中の4Kテレビの中ではトップクラスの画質です。
有機ELパネルそのもののポテンシャルの高さもありますが、ハイビジョン画質の地デジ放送を4K画質まで高め、さらに様々な高画質化処理をして美しい映像を作り出せるという点においては、レグザならではの強みがあります。
レグザの有機ELテレビは、9900番台の機種がラインナップの頂点のフラッグシップモデルです。
しかし、9900番台の機種はサイズが55インチ以上の大型テレビです。48インチならば8900番台の機種がハイエンドモデルです。
8900番台のモデルにも55インチと65インチがあるのですが、実際、9900番台のモデルよりもかなり安くてお得なのでよく売れています!
2024年10月時点で最新モデルはX8900Nなのですが、1つ前の機種のX8900Lが型落ちになって激安なので狙い目です!
レグザ55インチ液晶テレビ55Z870M
レグザでは、以前、液晶テレビよりも有機ELテレビの方をハイエンドモデルと位置付けていました。
しかし、ミニLEDバックライトを搭載した液晶テレビ(ミニLEDテレビ)が年々性能向上してきて、最近は液晶テレビ(*ここではミニLEDテレビのこと)と有機ELテレビの間で序列を付けず、両方をフラッグシップとしています。
それだけミニLEDテレビの画質が向上しているということです。家電量販店の売り場でも、表示される映像だけを見て有機ELテレビのテレビとミニLEDテレビを見分けることさえ困難になってきました。
ミニLEDテレビの最大の魅力は、同レベルの画質・機能の有機ELテレビと比べてかなり安いことです。特に型落ちとなるレグザ55Z870Mは激安ですのでおすすめです。
レグザ55インチ有機ELテレビ55X9900M
レグザの誇る有機ELテレビのフラッグシップモデルがX9900シリーズです。それだけに毎年「レグザ史上最高画質」を更新していますので、画質は文句なく素晴らしいです!
それだけに価格もレグザの4Kテレビのラインナップの中ではハイエンドですが、ライバルメーカーの同レベルの有機ELテレビと比べるとかなり安いことがわかります。
さらにい2023年モデルで型落ちとなっている55X9900Mについては激安ですのでおすすめです!
テレビの録画に外付けSSDとHDDのどっちがよいのかについてこちらの記事で紹介しています!
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