日本のテレビ市場におけるハイセンス(Hisense)の販売台数シェアは順調に伸びており、TVS REGZA(旧 東芝REGZA)およびシャープと熾烈な首位争いを繰り広げています。
TVS REGZAは、ハイセンスの傘下に入っていることを考えれば、ハイセンスとTVS REGZAを合わせたシェアがハイセンスグループのシェアであり、圧倒的なトップシェアです。
そんな日本で売れているハイセンスのテレビ。当然のことながら2022年モデルの新製品に注目が集まっています!
もっともお買い得な2022年モデルは、U7Hシリーズでしょう!倍速駆動搭載で激安です!
型落ちになる2021年モデルも安くなっているのですが、2022年モデルの性能と価格(コスパ)を考えると、どちらが良いのか悩むぐらい2022年モデルは安いです!
さらに詳しく以下に紹介します。
ハイセンス2022年モデル新型4KテレビU9H・U8H・U7H・U6H発表!
ハイセンスによる2022年モデルのテレビの公式発表は、2022年1月初旬に米国ラスベガスで開催されたCES2022において行われました。
新たに発表された主な機種は以下です。
U9Hシリーズ(これがフラッグシップモデルです):6月下旬発売
U8Hシリーズ(U8FGシリーズの後継モデル):発売時期未発表・日本で発売されるのか不明
U7Hシリーズ(U7FGシリーズの後継モデル):6月下旬発売
U6Hシリーズ:(新シリーズ?):発売時期未発表
*この他に「8K LASER TV」というプロジェクションタイプのレーザーディスプレイも発表されましたが、一般的なテレビではありませんので割愛します。
上記に加えて、ハイセンスジャパン公式サイトにて以下のモデルの発売が発表されました。
A6Hシリーズ(A6GシリーズとE6Gシリーズの後継モデル):7月下旬発売
A40Hシリーズ(A40Gの後継モデル):7月下旬発売
A30Hシリーズ(A30Gの後継モデル):7月下旬発売
以下にさらに詳しく紹介します!
U9H!MiniLED搭載4K液晶テレビ!発売日・価格は?
2021年モデルの4K液晶テレビのハイエンドは、U8FGシリーズで、より下位機種になるほどU7FGなどのように番号が小さくなるルールになっていました。
2022年モデルではU9Hシリーズが追加され、このルールからもわかるように最も上位のフラッグシップモデルという位置付けです。
U9Hシリーズは、MiniLEDバックライトと量子ドット(QD)、最新の映像エンジン(TVS REGZAと共同開発した「NEOエンジンPRO」)を搭載した4K液晶テレビです。
「ローカルディミングPro」と「輝き復元Pro」および「バックライトブーストフィルム」などにより、MiniLEDバックライトの性能をフルに引き出し、従来の液晶テレビとは一線を画すメリハリのある高コントラストな映像を実現しています。
量子ドットにより、DCI-P3の97%をカバーする広色域を実現しています。現在販売されているテレビの色域としてはトップレベルでしょう。
サイズのラインアップは、75V型(75U9H)と65V型(65U9H)です。CES2022では、85U9H 8K TVがCES2022イノベーションアワードを受賞しましたが、これについては日本発売の発表はこれまでにありません。
発売日と価格については、以下のように発表されています。
75U9Hは、発売中、ショップでご確認ください
65U9Hは、発売中、ショップでご確認ください
U8H!4K液晶テレビハイエンドモデルの発売日は?
U8Hシリーズは、その名称からU8FGシリーズの後継機種と考えられます。ミニLEDバックライトとアップグレードしたプロセッサーを搭載したモデルで、ピーク輝度は1,500nitsです。
フラッグシップのU9Hシリーズとの違いが、詳細にはまだわかりません。
前述のようにU9Hシリーズは75インチと65インチなので、U8Hシリーズは55インチ以下の日本でもっと売れ筋のサイズとして、それに合わせてスピーカー出力などを調整したモデルになるのかもしれません。
U8FGシリーズよりも性能・機能が向上するはずですので、実質的な4Kテレビとしてのハイエンドモデルとしてライバルメーカーと比較される機種となるでしょう。
しかし、2022年8月14日時点でまだハイセンスジャパンから公式発表はありません。日本で発売されるのかもわかりません。
U8FGシリーズも、かなり高画質な4K液晶テレビですので、型落ちとなって大幅に価格が下がるタイミングを狙って購入するのもオススメな作戦です!
すでにかなり安くなっていますね・・・。在庫限りのチャンスです!
U7H!倍速機能&NEOエンジンPRO搭載の高コスパモデル!
U7Hシリーズは、U7FGシリーズの後継機種と考えられます。U7FGシリーズは、倍速機能を省略し、U8FGシリーズよりも下位の低価格中級モデルとして人気がありました。
注目なのはU7Hシリーズでは、倍速機能(120Hz)と最新の映像エンジン(TVS REGZAと共同開発した「NEOエンジンPRO」)が搭載されることです。
ライバルメーカーでも、ハイエンド機種より下の機種では、倍速機能を省略することでコストダウンし、さらに映像エンジンもワンランク落とすことで低価格に設定しているので、U7Hシリーズで倍速機能と上位機種と同じ映像エンジン搭載というのは衝撃です!
ハイセンスでは中級機種でも倍速機能搭載が当たり前になるということですね!ライバルメーカーは厳しい状況になりそうです。
発売日と価格については、以下のように発表されています。
85U7H(85V型)は、7月下旬発売、ショップにてご確認ください
75U7H(75V型)は、6月下旬発売、ショップにてご確認ください
65U7H(65V型)は、6月下旬発売、ショップにてご確認ください
55U7H(55V型)は、6月下旬発売、ショップにてご確認ください
50U7H(50V型)は、6月下旬発売、ショップにてご確認ください
43U7H(43V型)は、6月下旬発売、ショップにてご確認ください
E7H!Amazon限定モデル!
U7Hとほぼ同じスペックのE7Hという機種がAmazon限定モデルとして販売されています。
Amazonは、このように実質ほとんど同じなのに限定モデルを設定し、異なる型番にすることがよくあるのですが、正直なところどこが違うのか分かりにくく、少々混乱します。
スペック表を見る限りE7HはU7Hと同じで、異なる点はスタンドの形状とインチサイズのラインアップです。なお、U7Hのスタンド形状は、インチサイズでも異なりますのでご注意ください。

【Amazon.co.jp 限定】Hisense ハイセンス 43V型 4Kチューナー内蔵 液晶 テレビ 43E7H 倍速パネル搭載 ネット動画対応 3年保証 2022年モデル
すでにかなりの低価格になっています・・・。これだけの性能の液晶テレビがこんな安いなんて・・・在庫限りです。
U6H!
U6Hシリーズは、日本ではまだ詳細が発表されていません(*2022/8/14時点の情報)。
2021年モデルのラインアップに「U6FGシリーズ」というシリーズは存在しなかったため、型番的に対応するモデルが見当たらず、「A6Gシリーズ」の後継かと推測しましたが、「A6Hシリーズ」発表されたため、この推測は間違いのようです。
海外では「U6H SERIES」がすでに発売されていますので、これと同じ機種が日本でも発売になる可能性が高いです。しかし、少々気になるのは「U6H SERIES」が量子ドットを搭載したモデルとなっていることです。
つまり、1つ上のランクの「U7Hシリーズ」には量子ドットが搭載されていないため、「U6Hシリーズ」に搭載するとラインアップの序列として不自然な気もします。
まもなく詳細が発表されると思いますので、確認出来次第追記します。
A6H!A6GとE6Gの後継モデル!
ハイセンスではエントリーモデルとして、2021年モデルではA6GシリーズとE6Gシリーズがあります。
これらはほぼ同スペックなのですが、販路によって型番を変えていたようです。
しかし、異なる型番でほぼ同スペックというのは混乱しやすいです。そのような意見があったのか定かではありませんが、2022年モデルからはA6Hシリーズとなります。
75A6H(75V型)、65A6H(65V型)、55A6H(55V型)、50A6H(50V型)、43A6H(43V型)があります。
以下のE6G、A6Gの価格を見るとかなり安いことがわかります。しかし、実売価格でのU7FGとの価格差は1〜2万円程度ですので、価格を重視するならばE6GあるいはA6G、少しでも画質を重視するならばU7FGがオススメです。
A40H!A40Gの後継モデル
フルハイビジョンの40A40H(40V型)、およびハイビジョンの32A40H(32V型)と24A40H(24V型)があります。
4Kテレビではなく、フルハイビジョンテレビとハイビジョンテレビなので、かなり安いモデルです。
地デジなどはフルハイビジョンコンテンツですので、これを観るならば4Kにアップコンバートする必要が無く、そのまま表示できるので実は低価格モデルでも綺麗に見えます。
型落ちになる2021年モデルが、さらに安くなるのでお買い得です!
A30H!A30Gの後継モデル
フルハイビジョンの40A30H(40V型)とハイビジョンの24A30H(24V型)があります。
最近は1人で観る用のテレビとして、24〜40インチのテレビが人気があります。地デジを楽しむならばオススメです!
インターネットの動画配信を楽しみたいならば、A40Hシリーズの方がオススメです!
型落ちになるA30Gも安くなっています!
ハイセンスは廉価版REGZA?
ハイセンスグループがREGZAを研究開発する旧東芝映像ソリューション(現在のTVS REGZA)を東芝から買収して以降、REGZAの技術がハイセンスのテレビの画質・性能向上に活用されました。
実際、著しく画質が良くなり、各種メディアでの評価レポートで大きく報道されたことが、ハイセンスのテレビの日本市場でのシェアアップに大きく貢献していることは間違いありません。
テレビとしての映像の特性もREGZAに似ていることから、「廉価版REGZA」と言った評判も耳にします。
REGZAにとってもハイセンスグループの力を後ろ盾にすることで、新しいテレビを開発するための研究開発費も手厚くなりますし、テレビを製造するための部品・原材料も安く調達できますので、より優れたテレビを安く販売することができます。
このことがTVS REGZAの日本市場でのシェア拡大(*多少変動がありますがほぼトップ)に大きく貢献しています。
ハイセンスのテレビはAmazonで買える!
ハイセンスのテレビはAmazonのサイトで買うことができます。
ハイセンスのテレビに限らず、ほとんどのメーカーのテレビがAmazonで販売されていますので、「何を当たり前のこと言っているんだ!」と怒られそうですが、ここでお伝えしたいのはAmazonが直接ハイセンスからテレビを仕入れて販売しているということです。
Amazonのサイトで販売されている商品は、大きく分けるとAmazonが直接販売しているものと、他の販売店(ショップ)が出店しているものがあります。後者はマーケットプレイスという制度です。
注意したいのは、同じようにAmazonのサイトで購入しても、Amazon直販とマーケットプレイスでは保証やトラブル時のアフターケアなどに違いがあるということです。
Amazon直販ならば、基本的にはまずAmazonが責任を持ちますので、小規模な販売店から購入する場合と信用度合いが異なります。
Apple製品も、AmazonがAppleと直接契約し、Amazonが直販することで信用が大きくアップしました。
Amazonのサイトでハイセンスのテレビを見るときにも、直販とマーケットプレイスがありますので、注意しましょう。もちろん、マーケットプレイスを批判するわけではありませんので、好みで選んでも構いません。
*パナソニックの2022年モデルのテレビビエラについてこちらの記事で紹介しています。
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