新しいテレビが毎年発売され、画質・機能もどんどん進歩しています!最新の技術もある程度は理解して、自分のライフスタイルに合ったテレビを選びたいですね!
テレビを選ぶ時のチェックポイントは、サイズ、テレビメーカー、有機EL・液晶などのパネルの種類(方式)、ネット機能、録画機能などです。
わかりやすく解説します!
テレビの選び方のポイント!
前述のように、サイズ、テレビメーカー、有機EL・液晶などのパネルの種類(方式)、ネット機能、録画機能などをチェックする必要がありますので、順番に見ていきましょう!
テレビのサイズの選び方
テレビは購入後に設置して使用することになるので、適切なサイズを選ぶことが重要です。
自宅用ならば、リビングや自分の部屋などに設置することが多いでしょう。まず、どこに設置するのか決めましょう。
そうすると、設置スペースの関係から、設置可能なテレビの大きさの上限が決まります。これはメジャーなどで測ってみればはっきりします。
さらに適当なテレビをインターネットで調べ、「仕様」のページを見れば幅・高さ・奥行きの寸法が確認できますので、設置スペースに収まるのかどうかわかります。
テレビ台などを置く場合は、その寸法も確認しておきましょう。
次に、テレビを設置した後に、どの位置からテレビを視聴するのか確認しましょう。リビングでは、ソファなどに座って画面を見るかもしれません。そのような視聴位置からテレビの画面までどのぐらいの距離があるのか確認しましょう。
これもメジャーなどで測ると簡単に確認できます。
注意したいのは、壁際にテレビを置いても、画面は壁際から少し前になるということです。テレビ本体の厚さもありますし、テレビ背面の配線などの事情もあるためです。
テレビの最適な視聴距離は、主要なテレビメーカーのサイトなどで紹介されています。悩ましいのは、メーカーによって多少違いがあることと、メーカー推奨の最適視聴距離が、本当にすべての人に最適とは言えない可能性があることです。
1つの例として「画面の高さの約3倍」が最適視聴距離という考え方があります。
これは32V型で約1.2m、40型で約1.5m、55V型で約2m、65V型で約2.4mです。各製品の仕様のページに画面寸法が載っていますので、簡単に計算できます。
これはテレビの画面の画素の密度から、これぐらい離れてみれば画素の粗さを感じにくくなるという意味での距離なのです。
実際に、この最適視聴距離を、家電量販店の売り場などに行って確認してみるとよいでしょう。
画面が大きくなるほどありがちなのは、画面が近すぎて圧迫感を感じるとケースです。
前述のメーカーが推奨する最適視聴距離では、正面から見た場合に、視野の中のかなりの部分に画面が広がっています。
これは映画などを集中してみようとするときには良いのですが、リラックスしてテレビを見ると言うようなケースでは、ちょっと圧迫感を感じてしまう距離なんです。
例えば、ニュースなどを見ていて、特にファンでもないようなアナウンサーが画面いっぱいに大きく映っていたりすると圧迫感を感じるでしょう。

つまり、多くの人にとっては、メーカーの推奨する最適視聴距離よりも、もう少し離れて画面を見たほうが快適に感じることが多いようです。
好きな映画などを集中してみたい時などは、少し画面に近づいてみれば、臨場感たっぷりに楽しめるでしょう。
よくあるのは「部屋の大きさが●畳ならば〇〇インチ」というような目安です。
できるだけテレビメーカーとしてもわかりやすく伝えようとしていると思いますが、実際には部屋の面積が同じでも、部屋の形が違うこともありますし、家具などのレイアウトも人それぞれですので、前述のように実際に設置スペースと視聴距離を計測して決めた方が間違いが少なくなります。
一人暮らしの部屋などのテレビ選びについてこちらの記事で紹介しています。

テレビメーカーの選び方
日本では、多くのメーカーがテレビを販売しています。どのメーカーを選べばよいでしょうか?
シンプルに考えれば、古くから日本にあるメーカー(ブランド)を選ぶのが無難です。
実は、テレビを製造・販売するメーカーの収益は厳しく、すでに複数の有名メーカーのテレビ事業が中国・台湾企業などに買収されてしまっています。
このようなシビアな業界事情を考えると、歴史ある日本メーカーや旧日本メーカー(ブランド)にこだわる必要も無いという考え方も説得力があります。
しかし、日本人の好みを知り尽くして開発してきた日本メーカー・旧日本メーカーは、使いやすさという点で一歩リードしている感がありますし、アフターサービスの点でも安心感があります。
具体的には、ソニーブラビア、(旧東芝)レグザ、シャープアクオス、パナソニックビエラのテレビであれば、安心感があります。
やはり長年培ってきたブランドの信頼は大きいですね。
もちろん、あまりそのようなことが気にならないという方は、世界市場で大きなシェアを持つ、ハイセンスとTCLのテレビも選択肢に入ります。これらの2社は、世界の上位テレビメーカーで、高い技術力を持ち、激安でテレビを販売しているからです。
*買ってはいけないテレビメーカーについてはこちらの記事で紹介しています。

有機ELと液晶!どっち?
現在の日本で販売されているテレビのパネル方式は、主に有機ELと液晶です。どっちを選べばよいのでしょうか?
まず価格を考えれば、圧倒的に液晶テレビの方がお買い得です。
有機ELテレビの価格もかなり下がってきているので、候補に入るかもしれないですが、それでもまだ液晶テレビの方がかなり安いですね。
画質は、どの機種を比較するのかによって違ってきますが、主要メーカーのハイエンド機種同士を比べると、ほとんど差がなくなってきています。
もちろん、専門家が専用の測定機器を使って詳細に計測すると、微妙な違いがあったりしますが、一般のユーザーが通常の映像を視聴したら、その違いを見分けることが極めて困難なほど、両方とも高画質になり、差が小さくなっているということです。
そのためか、最近は、液晶テレビ(ミニLEDテレビ)の方が有機ELテレビよりも売れています。
両方とも高画質で違いがわかりにくければ、安い方が売れるという状況も納得です。
有機ELと液晶の違いについてこちらの記事で紹介しています。

数年前は、有機ELテレビの方が液晶テレビよりも高画質と言われ、主要テレビメーカーでもフラッグシップモデルに有機EL(OLED)テレビを設定することが多かったです。
しかし、液晶テレビの画質が急激に向上したため、ソニーブラビアのようにあえて液晶テレビをフラッグシップモデルとしたり、レグザのように必ずしも一方が他方よりも上としないラインアップとするパターンが増えています。
そんな液晶テレビの画質向上の大きな要因が、ミニLEDバックライトの採用です。最近は「ミニLEDテレビ」という言い方が定着しつつありますが、これはミニLEDバックライトを搭載した液晶テレビのことです。
ミニLEDテレビについてはこちらの記事で紹介しています。

テレビのネット機能
最近はテレビで地上波(地デジ)を見るよりも、YouTubeなどのインターネット経由の動画配信を視聴する時間の方が長いというユーザーが増えています。それだけテレビのネット機能が重要ですね!
主要メーカーの新しい4Kテレビならば、ほとんどの機種がインターネット機能があり、主な動画配信アプリも使えます。一部のアプリについてはインストールされていない可能性もあるので、「これを使いたい!」という特定のアプリがあれば、事前に確認しておいた方がよいでしょう。
40インチ以下のテレビの場合、インターネット機能が搭載されていない機種も少なくないので、これらのインチサイズのテレビを選ぶ場合は注意が必要です。
しかし、AmazonのFire TV Stickなどのストリーミングプレーヤーも安くなっていますので、これらをHDMI端子に接続して使えれば、インターネット機能を後付けできます。
機種によっては、特定の動画配信アプリをインストールできなかったり、OSがアップデートできなかったりすることもあります。そんな場合も、新しいFire TV Stickを使えば解決することもあります。
テレビの画質
テレビは映像を表示するディスプレイですので、当然のことながら高画質な方が良いですね!
しかし、テレビの画質と言うものを深掘りしてみると、案外複雑なんです。
画質を決める要素が複数あって、その中のほんの一部だけ注目して「テレビAよりもテレビBの方が画質がいい!」とは一概には言えないんです。
よくある有機ELテレビと液晶テレビの比較でも、ハロー(画像周囲の光漏れ)などの一部の特性だけ注目してアピールしているケースをよく見かけます。
このようなセールストークに惑わされないように、テレビの画質について簡単に説明します。
通常、画質を比較するときの要素は、解像度、フレームレート、色域、輝度(ダイナミックレンジ)、ビット深度(階調性)です。これらにテレビなどのディスプレイ特有の特性である視野角、反射率(映り込み)、コントラストなどが加わります。
【解像度】
解像度は、テレビの画面の画素数のことです。現在販売されているテレビは、解像度が低い方からハイビジョン、フルハイビジョン、4K、8Kがあります。
高解像度になるほど高精細できめ細やかな映像が楽しめます。しかし、人間の眼にとっては、ある程度以上細かな映像になると違いがわからなくなるため、インチサイズを選ぶとほぼ自動的に解像度も決まります。
具体的には、40インチ以下のテレビならはフルハイビジョン以下の解像度、42インチ以上ならば4Kが主流です。65インチ以上では8Kもありますが、あまり売れていませんので、ほとんどの人にとっては考えなくて大丈夫です。
このようにハードウェア的にインチサイズで解像度が決まるのですが、注意したいのがアップコンバート機能です。4Kテレビと8Kテレビでは、地デジなどの解像度が低い映像信号を4Kや8Kなどの高解像度に高めて表示することができます。これがアップコンバート機能です。
長年の研究開発で、主要メーカーのアップコンバート機能はかなり高性能になりました。しかし、ノイズのレベルや多少の個性はありますので、実際に地デジ映像を表示して確認するとよいでしょう。
ちなみにレグザとソニーブラビアのアップコンバート機能は高い評価を得ています。
アップコンバート機能についてこちらの記事で紹介しています。

【フレームレート】
テレビは、パラパラ漫画のように、静止画を次々に表示していって動画のように見せます。このときに毎秒何コマの静止画を表示できるかという指標がフレームレートです。
低価格帯のテレビはフレームレートが60Hzが多く、高価格帯のテレビでは120Hz以上が標準になります。フレームレートが高いほど、動画が滑らかに見え、特にスポーツのような動きの速い映像を楽しみやすくなります。
高価格帯のテレビで120Hzのフレームレートにする機能を「倍速機能」などと呼んでいます。
テレビの倍速機能についてこちらの記事で紹介しています。

【色域】
テレビなどのディスプレイは、基本的には赤色・緑色・青色のサブピクセルの明るさを調節して画素の色を表示しています。したがって、ハードウェア的には、各色の明るさの調節と組み合わせによって表示できる色数が決まります。
物理的には、色は色度図という2次元で表される図の座標点で表すことができます。原理的には赤色・緑色・青色の各座標で囲まれる三角形の範囲で表示可能な色の範囲を表すことができ、これを「色域」と呼んでいます。
最近はテレビの色域を広くする「広色域化」が、主要メーカーで競うように進められてきました。そのため、10年前のテレビに比べると格段に色鮮やかな映像を楽しめるようになっています。
色域については、「DCI-P3カバー率97%」や「BT.2020カバー率74%」などのように、規格で定められた色域をどの程度カバーしているのかなどでその性能を示すことが多いのですが、実はこの色域性能を表示していない機種が多く、一般ユーザーには比較が難しくなっています。
広色域化のためには、量子ドット(QD: Quantum dot)やRGB独立制御のミニLEDなどの部材が使われることが多く、各社のサイトの製品ページでこれらがアピールされていれば、あるレベル以上の広色域テレビであることが多いです。
量子ドットについてこちらの記事で紹介しています。

【輝度(ダイナミックレンジ)】
映像の中には真っ暗な部分から眩しく輝くような部分まで、いろいろな明るさの画素があります。この暗部から最大の明部までの輝度の範囲を広く取れるほど、実物のようなリアリティのある映像に近づいていきます。この輝度の範囲をダイナミックレンジと呼びます。
もっとも暗い部分は真っ暗ですので、もっとも明るい部分の輝度を大きくすることがダイナミックレンジを広くすることにおいて重要になります。そのため、最近は最大輝度を高めることに各社注力しています。
また広いダイナミックレンジに対応したテレビは、HDR10などの規格に対応していることが仕様に記載されています。
前述のハードウェア的な輝度範囲を広げるだけでなく、入力した映像信号をテレビの表示性能に合わせて調整するソフトウェア的な性能も重要となります。テレビは機種によって搭載されている映像エンジンが異なり、その性能差が出る部分でもありますね。
【ビット深度(階調性)】
夕日が沈む光景では、地平線の太陽付近から空の上の星が見えるような部分まで、ほぼ連続的に色が変わっていきます。地上放送やブルーレイディスクなどの8bit映像やHDR信号などの10bit映像では、大画面テレビになるとこの連続的な色変化が滑らかに見えなくなることがあります。
ソニーブラビアの上位機種では、これらを14bit相当の階調表現にして出力する機能があり、より滑らかな階調表現を楽しめます。
もちろんレグザの上位機種にも同様に階調を滑らかにする機能があります。
【視野角】
テレビ画面に表示された映像を見たときに、正面はもちろん映像を見ることができますが、かなり斜め方向からでもそれなりに見えます。
一般的にテレビで言われている「視野角」とは、正面に比べて斜めから見てもそれなりの画質で見ることができる角度範囲のことを意味します。
これは低価格帯の液晶テレビを見てみるとわかりやすいです。正面に比べると斜めでは色が微妙に変化し、コントラストも低下してしまいます。水平方向だけでなく、上下方向にもこのような変化があります。
通常は、視野角を数値として表示されていませんので、実際に見て確認することをおすすめします。
液晶テレビでもハイエンドモデルでは視野角を広げる部材が使われており、ほとんど問題ないほど広視野角になっていることが多いのですが、下位モデルになると視野角を広げる部材が省略されていて、斜め方向の角度が大きくなると映像が見にくくなります。
メーカーのサイトの各機種のページで、視野角を広げる部材が記載されていない場合は要注意です。
有機ELテレビの場合は、パネル構造の関係で非常に広い視野角になっています。
【反射率(映り込み)】
テレビの画面の反射率は、かなり画質に影響します。これは家電量販店で高価格帯のテレビと低価格帯のテレビを見比べてみればすぐにわかります。
テレビ画面の反射率を下げるために、AR(アンチリフレクション)処理などの反射防止処理を施すのですが、高性能な処理ほどコストがかかるため、低価格な機種ほど反射防止処理の性能が低く、テレビ画面の反射や映り込みが目立つ傾向があります。
これは斜め方向から眺めると差が顕著になります。同じ反射防止処理でも斜めの方が反射率が高くなるためです。周囲の明るさが画面に反射すると、画面全体が白っぽくなり、コントラストが低下してしまいます。
また画面に周囲のものが鏡のように映ることを「映り込み」と呼びます。有機ELとテレビは高価格帯の機種が多く、反射防止処理にもコストがかかっており、その性能も高いのですが、真っ黒を表示することができるという優れた特性のため、映り込みが目立ちやすくなっています。
有機ELテレビの映り込みについてこちらの記事で紹介しています。

【コントラスト】
コントラストとは、画面で表示できる最大輝度を最小輝度で割った数値です。
液晶テレビでは、映像の暗い部分でも、その背面側にあるバックライトの該当箇所が明るく光っているものが従来タイプでは普通で、真っ暗にならないという特徴がありました。これを「光漏れ」と呼びます。
有機ELテレビは、画素ごとに発光させているため、真っ暗にしたい画素は光を消せばよく、最小輝度をほぼゼロにすることができるため、コントラストは非常に高くなります。
このような有機ELの優れたコントラスト特性に対抗するため、液晶テレビの上位機種ではローカルディミング(あるいは分割駆動とも呼ぶ)という技術が導入されています。これはバックライトを全面同じ明るさで点灯させるのではなく、いくつかに分割して、そのエリアごとに表示画像に合わせて明るさを制御するというものです。
最新のハイエンドモデルでは、ミニLEDバックライトが搭載され、この分割数が数千以上となり、きめ細やかな分割駆動ができるようになっているため、有機ELのと遜色ないレベルのコントラストが実現しています。
【まとめ】
画質についておおまかに説明しました。複数の要素があるために、少々混乱してしまったかもしれません。
細かいことは面倒だけど、とにかく高画質なテレビが欲しいという方は、主要メーカーのフラッグシップモデルと選べば、最新の技術レベルでほぼ最高峰のスペックですので間違いありません。
しかし、価格が高いので、そこから1つずつグレードを下げていったときに、何をスペックダウンしているのかということをチェックすると画質について理解しやすくなるでしょう。
さらにシンプルな方法は、家電量販店などで実物を見て、その画質に満足できれば問題ありません。
しかし、画質は、入力する映像信号にも依ります。つまり、4K映像などのように高画質な映像信号を入力すれば高画質になります。
むしろ実力を見極めたいのは、地デジやYouTubeなどの動画配信のような画質の低い映像信号を入力したときに、より高画質化して表示する「高画質化機能の性能」です。
したがって、家電量販店でチェックするときも、4K放送やデモ映像だけでなく、地デジやYouTube映像などを表示してもらってチェックするとよいでしょう。
テレビのゲームモード・機能
テレビでゲームを楽しみたい方も多いです。そのためにチェックしたいのがゲームモードの有無とゲーム機をつなげられる機能です。
PS5などの最新のゲーム機をテレビに接続してその高い性能をフルに使うには、HDMI2.1に対応する入力ポート(入力端子)が装備されている必要があります。
またHDMI2.1の機能であるVRRやALLMなどに対応している必要があります。
テレビの倍速機能などの高画質化機能は、通常はゲームをするときに重要な応答速度などを低下させ、遅延が大きくなってしまいます。
そのため、ゲームをするときにはこれらの高画質化機能をオフにするなどの設定が必要なのですが、それを手動で毎回するのは面倒です。そのため最新の上位機種のテレビでは、自動でこれらを設定してくれるゲームモードが搭載されていることが標準になりつつあります。
PS5におすすめなテレビについてこちらの記事で紹介しています。


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